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都会にオールマイティで似合うシトロエンC5(3ページ目)

新しいシトロエンのアッパーミドルクラス、C5。“良くできたC6”な走りをもつC5は、オールマイティに都会の隅から隅まで24時間似合うクルマでした。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

何時でも何処でも、都会を品よく清々しく走りぬける

シトロエンC5
可変バルブタイミング機構を採用する2種類のエンジン、最高出力215psの3リッターV6エンジンには6AT、最高出力143psの2リッター直4エンジンには4ATが組み合わせられる

それにしても、新しいシトロエンには都会がよく似合う。C6のときもそうだったが、田舎を走ると存在が特異すぎて、周りの人はもちろん乗ってる自分でさえもどういうポジショニングにあるのか、何が何だか分からなくなってしまうけれど、東京ならばどこかしら凛としていてあか抜けていて、街に溶け込みながらも存在感をみせて、どこか品よく気持ちよく清々しく走りぬけることができる。国産高級車や輸入車を見る機会の多い東京だからこそ、シトロエンの個性が引き立つというものだろう。

しかも、都会では意外にもオールマイティなのだ。近所のスーパーに乗って行っても幸せな空気感を壊すことは決してない(AMGは壊すでしょう?)、青山あたりのカフェに乗り付けてもサマになる。昔ながらの商店街やコンビニもOKなら、老舗のデパートやホテルのエントランスでも堂々の存在感。そういえば、ギンザの夜の街でダークブルーのC6を見たけれど、レクサスLS黒あたりには決して負けてなかったもんなあ。オーラ、バリバリ。

都会の隅から隅まで、それも24時間似合うクルマはそうそうない。しかも、都会から脱出する術にも長けている。そういう目でシトロエンを見れば、これまでの偏屈なイメージも覆って、新しい価値が見えてきそう。しかも、長く付き合えそうだ。

ただ、ナビはどこに付ければいい?
(ディーラーオプションで、センターからにょっきり出てくるのだそうです)

シトロエンC5
曲線と直線を組み合わせ洗練されたデザインに。ステアリングは個性的なセンターパッド固定式
撮影:尾形和美・カーセンサー

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