それぞれ個性がある4つのグレード

日本仕様のC4のラインナップは、前回も紹介したように4車種。セダンが1.6と2.0エクスクルーシブ、クーペが1.6VTRと2.0VTSだ。すべて右ハンドルで、1.6はエンジンも110psで共通。トランスミッションはどちらも4速ATだ。しかし2.0は、セダンのエクスクルーシブは143psの4速AT、クーペVTSが180psの5速MTと違う。VTSは、プジョー206RCや307CC・S16と同じエンジンというわけだ。



メインで乗ったのはセダン1.6とクーペ2.0VTS(写真)だったけれど、残りの2車種にもちょっと乗ることができた。すべてについてまずいえるのは、静かなこと。このクラスでトップレベルじゃないだろうか。乗り心地も、シトロエンならではのしっとり感はそのままに、上下の動きの角がさらに丸められて、上質になった。クオリティがアップしたインテリアにふさわしい乗り味だ。



そういえば、C4はプジョー307と同じプラットフォームを使っているけれど、乗り心地は307とは違う。足回りのチューニングは4車種すべて異なっていて、タイヤも1.6は205/55R16、2.0は205/50R17と違っている。ということで、セダン1.6がいちばんまろやかだったが、逆にもっとも固いクーペVTSでもゴツゴツではなく、シトロエンらしい足の動きを味わうことができた。



もうひとつ気に入ったのはメーター。逆光では裏からの光で明るく照らされたり、暗くなるとグレーがオレンジに変わったりと、外の明るさに合わせて表情を変えていくという、情緒的なメーターなのだ。さらにその下のインジケーターの表示は、可愛らしいイラストになっていて、見るのが楽しい。シトロエンの伝統はしっかり受け継がれているなと、またも感じてしまった。