プジョー/プジョー

プジョーのプレミアム化を担う308(2ページ目)

ダイナミックなデザインと質感の高い室内をもつ、モダンプジョー顔のプジョー308。試乗してみて、現代版のネコアシをもつ、この新型Cセグメントハッチバックの存在理由が走りも含めたそこかしこで体感できました。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド


スタイリング以上にこだわられたインテリア

プジョー308
V字形モチーフがシフト基部やトリム、シートバック、ルームランプなどにも用いられている

インテリアはスタイリング以上に力が入っている。全体的に見渡して、その質感の高さは同クラスではお目にかけない出来映え。柔らかなダッシュボード、外観との共通性をもつセンターコンソールのV字デザイン、その中のスイッチ類の質感など、悉くがクラス最良だ。さらに、シエロとGTiに用意されるインテグラルレザー仕様(ダッシュボードやドアトリムもレザー)とし、ちょっと洒落た色でも選べば、Cセグメントのインテリアとは思えないものになる。

レザーシートそのものの質感だけは今一歩だが、張りに多少の余裕ができて座り心地が良くなったのは嬉しい。このクラス唯一のフルレザー仕様である。すべてを望むわけにはいくまい。
プジョー308
インテグラルヴィンテージレザーを装着した室内。インテグラルレザーを選択するとシエロで+19万円、GTiでは+29万円となる

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