重厚な乗り味がカンタンにハイスピードの世界を実現

RS6アバント
5LのV10直噴ツインターボエンジンは最高出力580ps、最大トルク650N・mを誇る

まずはサーキットで全開性能を試す。わずか1500回転からほとばしる650N・mというビッグトルクが、2トンという車重をものともせずに強烈な加速を生む。特筆すべきはその安定感で、アクセルペダルを踏みつけている間の怖さというものがまるでない。しかし、巨大な物体がとてつもない速さで動いていることだけは実感できる。そのギャップが、この手のスペシャルモデルの魅力だ。

サーキットでは230km/h弱まで出せたが、そんな速度域で安定感が揺らぐことなどない。250km/hでリミッター、望めば280km/hリミッターにすることも可能だ。とてつもなく重厚な走り味が、ハイスピードの世界をいともカンタンに実現してくれる。オプションの20インチブレーキの中に隠された巨大なブレーキシステムが、強烈な運動量を伴った物体を思い通りに減速してくれた。

組み合わされるミッションはZF製6速AT。パドル操作が可能で、シフトダウン時にはちゃんとブリッピングする。だからといって、駆使してスポーティな走りを楽しむ、という性格のクルマではないことは確かだ。
RS6アバント
タイヤサイズは標準で255/40R19となり、オプションで20インチが用意される


一般道で、そして最も似合うシーンについては次ページ