メルセデス・ベンツ/メルセデス・ベンツの車種情報・試乗レポート

2008年のCクラスも期待できます!(3ページ目)

昨年の輸入車で最も印象に残ったのがM・ベンツCクラス。今年もいくつかのバリエーションが登場、その動向には目を離せない。今回は全貌が分かっている63AMGとステーションワゴンの2モデルを紹介する。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

実用車として完成度の高いCクラスステーションワゴン

Cクラスステーションワゴン
セダン同様にアバンギャルドとエレガンスが用意されるステーションワゴン。アバンギャルドはエンブレムを中央に配したグリル、エレガンス(写真)は3次元ルーバー・ラジエーターグリルを採用

もう1台はステーションワゴンだ。旧型との違いは真横から見れば一目瞭然である。すっかりステーションワゴンらしいカタチになった。エンドピラーがくっきりと立ち上がっている。以前のCワゴンはエンドピラーが猫背になっていて、どちらかといえばスタイリッシュさを意識したワゴンだった。セダン以上の実用性で満足して欲しい、という感じである。

Cクラスステーションワゴン
リアエンドは従来モデルに比べ角度をより垂直に近くすることで、ラゲージ容量の拡大に貢献
Cクラスステーションワゴン
積載量は485~1500Lに拡大。便利なバッグフックや荷物固定リングや、ボタン1つで開閉できる新型EASY-PACKテールゲートも装備する

ところが、ワゴンをフルに使い倒す欧州市場では、やはり積載容量に文句が出た。というわけで、新型の“積める”スタイルになったのだ。実際、容量は大幅にアップしているし、荷物を上手に楽に積む機能も充実している。

Cクラスステーションワゴン
“アジリティコントロール”と呼ばれる、可変ダンパー(セレクティブダンピングシステム)をはじめ快適性や俊敏性を向上させる様々な技術を採用

走りはセダンとほぼ変わらない。空荷では多少、振動を感じたりする場面もあったが、おおむねセダンと同じ“走って良し”の魅力を保っている。

ドイツで試乗できたのは、C350、C280(日本では300)、C320CDIだったけれど、おそらく日本市場におけるベストチョイスはセダンと同じくC250だろう。

走りの良さと、ベンツらしさ、そしてワゴンとしての機能性。実用車としての完成度は相当に高い。ワゴンスタイルを許せる人ならば、セダンよりもむしろこちらをオススメする。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます