案内画面が充実しビギナードライバーも安心
実際に走行してみる。ルート案内時は、従来のnuvi205同様、曲がる交差点に近づくと地図全体が自動的にズームアップするタイプ。ピンク色のルートに上書きされる形で白い矢印が表示されるし、国産PNDのように交差点名まで読み上げるような親切さは無いものの、的確に右左折を指示してくれるので普通の道を走っているぶんには、迷うことはない。ピンクの道がルート。自車マークは変更可能 |
nuvi900同様、2画面表示も採用。主要交差点では看板表示や立体交差点拡大図が現れる。3.5インチのコンパクトなnuviシリーズは、画面が小さいため2画面表示等はあえて省いているのだが、5インチなら2画面表示しても、両方の地図をしっかりと確認できる。3.5インチnuviシリーズのシンプルな案内は、ある意味、運転に慣れた人向け的な面があったが、nuvi1480は、より万人向けになった印象だ。
曲がるポイントに近づくと地図スケールが自動的にズームアップ |
方面看板案内や側道案内の画面のほか、レーン案内、ジャンクション案内など、多彩な拡大表示がでる |
GPSだけで測位するがトンネル内でも動く!
ところで、最近の国産PNDは測位性能の向上のため、ジャイロセンサーや加速度センサーを搭載したモデルが増えているが、nuvi1480にはそのようなデバイスは内蔵していない。したがって、トンネルの中など、GPS衛星からの電波が遮断される場所では自車マークが止まってしまうこともある。ただし、GPSの信号が途切れる直前のスピードを反映して、ある程度の距離であればGPSの信号をキャッチできなくても自車マークは動く。中央道~東海環状道~東海北陸道を乗り継いで郡上八幡に出かけたときに使ってみたが、いくつかあるトンネルの中で、恵那山トンネルのような長いトンネルではさすがに途中で自車マークが動かなくなるが、GPS電波を受けているかのようにトンネル内でも自車マークが動き続けている場所はいくつもあった。
また、これは従来nuviシリーズから共通の良さだが、たとえGPSの信号が途切れて自車マークが動かなくなったとしても、再びGPSの信号を捉えたときに自車マークが正確な位置に復帰するのがものすごく早い。そのため、トンネル内で分岐があるとか、トンネルを抜けた直後に右左折するような特殊なケースじゃない限り、問題無く案内してくれる。東京~郡上八幡間のドライブでは、まったく不安無く、道を間違えることも無く、きちんと宿まで案内してくれた。
海外ドライブの可能性があるなら手に入れたい1台
海外旅行に役立つツールを搭載 |
バックカメラの接続ができる端子を装備 |
案内の親切さや測位精度では国産のPNDに一歩譲る面があるものの、普通に使うぶんには能力は十分。また海外で使えたり、Googleを活用してオンライン検索できたり、Panoramioと連動するなど、インターネットとの親和性に優れ、他のPNDにはない機能も持ったnuvi1480。海外でドライブする可能性がある人なら、サブマシンとしてでも1台持っていたいし、国内で使うメイン機としても、十分に使えると思う。
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