地デジ、iPod…多彩なAVメディアに対応
AV機能にも触れておこう。内蔵の地上デジタル放送は高性能の4チューナー×4アンテナタイプだから、広範囲で画質がいい12セグ放送を受信できる。都内から川崎あたりをドライブした範囲では、ほぼ12セグで受信できた。地デジの電子番組表は、文字が大きく見やすい |
iPodの接続は、別売りのiPod用接続ケーブル、CD-I021(4,750円)が必要。対応機種については現在調査中とのことだが、現行モデルならiPod classicからnano、touch、そしてiPhoneまで、すべてのモデルが対応できそうだ。もちろんiPodのビデオも見られる。
内蔵のBluetoothは、携帯電話のハンズフリー通話やカーナビ用のデータ通信を行うだけではなく、bluetoothオーディオにも対応。BluetoothのAVプロファイルに対応した携帯電話や携帯デジタルプレーヤーがあれば、音楽をワイヤレスで再生できる。
スピーカーをグレードアップしたくなる高音質
ミュージックサーバーはCD約300枚分の音楽をHDDにリッピング可能。ナビスタジオというパソコンソフトを利用すれば、パソコンに保存したWMA/MP3の圧縮音源を、USBメモリー経由でHDDに転送することもできる。DVDドライブはDVDビデオのほか、DVD-R/RW、DVD-DLのビデオモード、VRモードのCPRMに対応しているので、家出録画した地デジの番組をみることができる。またDixiXやWMA/MP3/AACの動画・音声圧縮フォーマットにも対応している。
サウンド調整機能は7バンドグラフィックイコライザー、ハイパス/ローパスフィルター程度だが、素の音のクオリティが高いので、多くの人は満足できるだろう。この能力を活かすためにも、AVIC-HRZ900を導入するなら、せめてフロントスピーカーだけでもTS-C1710A(32,550円)などの市販品に交換したいものだ。
7バンドグラフィックイコライザーを内蔵。好みに合わせて音質を調整できる |
高性能を楽に使いこなせるのが楽ナビの魅力だ
目的地への安全なドライブをサポートするものがカーナビの役目だとすれば、楽ナビは十分すぎる高性能。その高性能も、とても使いやすいのが楽ナビの良さだ。というのも、僕は今、カロッツェリアの上位モデル、サイバーナビを使っているが、使い始めて約3ヶ月ほどでようやく、なんとか使いこなしているという実感があるが、それまでは使用途中で「あれっ、こんな機能もあったんだ」と気づくこともしばしば。おそらく今でも1度も使ったことがない機能があるかもしれない。それにくらべて楽ナビは、直感的に操作できるし、すぐに高機能を使いこなしていると実感できる。ここが楽ナビの楽ナビたるゆえんではないだろうか。
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