カロッツェリアHDD楽ナビがモデルチェンジ
「高性能をカンタンに」がコンセプトのカロッツェリアHDD楽ナビがモデルチェンジした。ラインアップはAVIC-HRZ900(262,500円)、AVIC-HRZ800(210,000円)、AVIC-HRV200(262,500円)、AVIC-HRV100(189,000円)の4モデル。AVIC-HRZ900とAVIC-HRZ800が2DIN一体型で、AVIC-HRV200とAVIC-HRV100が、7型ワイドモニター+1DIN HDDナビのセットだ。2DIN一体型のAVIC-HRZ900(262,500円)はフルセグ対応地デジチューナーを内蔵 |
こちらは7型ワイドオンダッシュモニター+1DINナビの上級機、AVIC-HRV200(262,500円)。地デジチューナーを付属 |
両タイプの上級モデルであるAVIC-HRZ900とAVIC-HRV200は、フルセグ対応の地上デジタルチューナーを内蔵、または付属し、2DIN一体型のベーシックモデル、AVIC-HRZ800はワンセグチューナーを内蔵。オンダッシュモニタータイプのAVIC-HRV100のみチューナーレスだ。したがって2DIN機でフルセグが見たいならAVIC-HRZ900、ワンセグで十分ならAVIC-HRZ800、オンダッシュでTVも必要ならAVIC-HRV200、オンダッシュでTVは不要ならAVIC-HRV100と、選択肢が明確に分かれている。オンダッシュでワンセグという選択肢が無いが、AVIC-HRV100には映像入力を装備しているので、汎用のワンセグチューナーを追加することは可能だ。
上級機はサイバーナビ並みに渋滞に詳しい
基本的に前モデルのマイナーチェンジモデルだが、2DIN機の上級モデル、AVIC-HRZ900だけは、大きく進化した。もっとも変わった部分はスマートループ渋滞情報。渋滞情報が取得できる対象道路の総延長が、サイバーナビと同等の約70万キロに拡大したのだ。これは、全国の道路のうち道幅5.5メートルの細街路を除くほぼすべての道路に匹敵する。楽ナビの昨年モデルや09~10モデルの他の3機種のスマートループ渋滞情報対象道路は約33万キロ。これでもVICSが現在提供している7万キロに比べると約5倍弱と多いのだが、AVIC-HRZ900が渋滞情報を取得できるのは、その倍以上と圧倒的だ。
ほかにも高精細はVGAモニターを採用しているのが、09~10楽ナビのラインアップの中ではAVIC-HRZ900だけだったり、走り慣れた道路で音声案内や交差点案内などの画面表示を最小限に抑えるサイレントガイドを採用するなど、他モデルとは異なる部分が多く、お買い得感が高い。
次ページはスマートループって、なんだ!?