カーナビ・カーオーディオ/カーオーディオおすすめモデル

この夏のカーオーディオは注目機がいっぱい

最新のカーナビに注目が集まる時期だが、09年春~夏はカーオーディオも注目機器が目白押し。とくに注目したいモデルを抜粋して紹介しよう。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

ここ数回、カーナビの話題が続いたので、今回はカーオーディオの話を。09年春~夏のカーオーディオ新製品は、注目モデルが多い。

この夏1番の注目機はカロッツェリアDEH-P01

いちばんの注目モデルは、カロッツェリアDEH-P01(105,000円)。音楽をクルマの中でいい音で聴きたい! という人なら、ぜひ購入を検討したいメインユニットだ。
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カロッツェリアDEH-P01(105,000円)は6月12日から出荷開始。早くも品薄状態の人気

1DINサイズのCDチューナーにコンパクトな6chパワーアンプが付属するスタイルで、CDチューナー側にはデジタルプロセッサーを内蔵。このデジタルプロセッサーが優れもので、L/R独立の4ウェイデジタルネットワークやL/R独立31バンドデジタルイコライザー、タイムアライメントといった機能は、カロッツェリア・カーオーディオの最高峰「カロッツェリアX」に匹敵する内容だ。これらの機能を使いこなせば、組み合わせたスピーカーなどの能力を引き出し、個々のクルマに合わせた音場&音質制御ができる。

高級機並みのデバイスを採用。調整能力も高級機に匹敵

信号処理を行うデバイスは、高精度な演算処理ができるテキサスインスツルメンツ社製の浮動小数点32bit DSPを採用。最終的にデジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバーターは、120dBの高SN比を誇るAKM高性能DACをハイ/ミッド/ロー/サブウーファー用にそれぞれ独立して搭載する。

またデジタル信号の時間軸のゆらぎ=ジッターを抑えるために、カロッツェリアX同等のサウンドマスタークロック回路も採用している。さらにアナログ部の回路にも、カロッツェリアXに採用しているリニアテクノロジー社製高性能ハイスルーレートオペアンプを搭載し、ボリューム回路はL/R独立のハイボルテージ仕様。これで利益があるの? と思えるほど音質に関わる部分にはコストをかけた設計だ。CDメカに採用したダンパー機構も、信号の読み取り精度を高めるための装備だ。

付属6chアンプの実力はへたな外部アンプを超える!?

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付属の6chアンプ。回路はシンメトリー構成
付属のパワーアンプが6chだから、組み合わせるスピーカーの自由度が高いのもうれしい。一般的にはフロント2ウェイ(マルチアンプ)+リアスピーカーだろうが、フロント3ウェイのマルチアンプシステムでもOK。通常のトゥイーター+ミッドレンジ(スコーカー)+ウーファーの3ウェイでもいいし、トゥイーター+ウーファーの2ウェイシステムにカロッツェリアのチューンアップスーパートゥイーターTS-ST910(47,250円)を加えた3ウェイ構成も魅力だ。メインユニット~付属アンプ間はRCAケーブルでの接続だから、普通の外部アンプと同じ。つまり、アンプのグレードアップも楽にできる。

またメインユニット側の出力は8系統なので、最大4ウェイシステムを構築可能。フロント3ウェイシステムにパワードサブウーファー、もしくは外部パワーアンプ+サブウーファーを追加すれば、低域から広域まで再生レンジが広いHi-Fiサウンドを楽しめる。

次ページはDEH-P01の試聴インプレッション
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