新規道路の開通日にナビ地図に反映される!
最新の開通情報をナビで確認可能 |
ドライブマネージャーを使って自宅で更新することもできる |
もっともカロッツェリア・サイバーナビの地図はトヨタやホンダ、アルパインのような差分更新フォーマットではないので、あらかじめ地図データに開通予定の道路の情報を組み込んでおき、開通日にロックを解除して地図上に表示できるようにするという方式をとっているという。事前に調査できた道路が更新対象とのことなので、どのレベルの道路までは更新できるのかは、はっきりはわからない。いずれにせよ、半年に1度、計5回の全データバージョンアップと年10回の地点情報データバージョンアップを含め、3年分のバージョンアップは無料。このバージョンアップを行えば、新規開通道路がすぐに地図に反映されるし、最新の地点データも入手できるのだから、ユーザーにとってはメリットが大きい。
なお、この夏は08年サイバーナビ・ユーザーを対象に全データバージョンアップを実施。それにより、08年サイバーナビも、09年モデル同様の機能が使えるようになるし、地図も最新になる。
フラッグシップ機にふさわしい高音質を追求
高音質化も09年サイバーナビがこだわった部分だ。試聴を繰り返して音響パーツを厳選するなど、オーディオ機器の開発と同様のステップを踏み、バーツの見直しはカスタムコンデンサーの採用だけではなく、ノイズの発生源となる冷却ファンの仕様にも及んでいる。またHDDへ音楽をリッピングできるミュージックサーバーの高音質化にも着手。可逆圧縮のATRAC Advanced Losslessを採用することで、CDの音楽情報を失わずに最大約2,000曲をリッピングできる。可逆圧縮とは、圧縮したデータを元通りに戻せる圧縮方法のこと。MP3など、元のデータから聞こえない音を間引いて圧縮する方法は、完全に元には戻せないので非可逆圧縮という。もちろん、非可逆圧縮で最大約10,000曲のリッピングも可能。曲数をとるか、音質を重視するかはユーザーが選べる。
ほかにも、シャープとの共同で開発した、携帯電話とカーナビの連携を実現するフォーマット=フォトリモ@ナビや、次世代のITSサービス=DSRCへの対応、エアーナビでおなじみのガススタ価格情報の採用、iPhoneへの対応など、進化した部分は多数。クルマに乗る時間が長い人ほど、スマートループを始めとした機能のありがたみがわかると思う。
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