パワーアンプの注目機はオーディソン
パワーアンプは、今年、コンパクトなモデルが多数登場した。アークオーディオ、イートン、ブレイムスといったメーカーのモデルだ。また、クラスD動作のアンプもアルパインやカロッツェリアから発売された。オーディソンTHシリーズアンプは4/2/1chの3モデル |
実際に試聴できたのは、2chのTH dueだけだったが、その音の空間表現の素晴らしいこと。いかにも、電気をいっぱい流してますという感じの、太くたくましい、躍動感のある音だ。またD/Aコンバーター、A/Dコンバーターを内蔵し、デジタル信号をインプットできたり、デジタルリモートコントローラーの追加で、ボリューム付きのプリメインアンプとしても使えるという側面も持っている。アナログ技術と最新のデジタル技術を融合したハイテクアンプでもある。
純正デッキベースのシステムアップに最適
オーディソンではもう1台、bit one(89,250円)というデジタルプロセッサーも注目だ。このモデルのすごいところは、デジタルクロスオーバー、デジタルイコライザー、タイムディレイ(アライメント)という、デジタルプロセッサーの必須機能を搭載しつつ、ハイレベルインプットに対応したり、マスターボリュームを装備したりしている点だ。オーディソンのデジタルプロセッサー、bit one(89,250円) |
これらの装備を使えば、たとえばカロッツェリア楽ナビなど、外部音声出力を持たないAVナビにbit oneを介して外部パワーアンプを追加し、サウンドのクオリティアップを図ることも可能。このときボリューム調整はbit oneのロータリーボリュームでできるなど、使い勝手も上がる。
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またパッシブタイプのクロスオーバーネットワークを使い、各ユニット間とリスニングポジションとの距離差を補正できるマルチウェイタイムアライメントも搭載。USB接続で、リニアPCMの音源を再生できるなど、音楽プレーヤーとしての機能も持つ。
80万円の超高額機だから、おいそれと手を出せる製品でもないが、音にとことんこだわる人は、何かの機会にその音を聞いてもらいたい。きっと音の良さに感動するはずだ。
【関連リンク】
・アルパイン
・カロッツェリア
・アルファ(フォーカル/オーディソン)
・イース・コーポレーション(ボストン・アコースティックス)
・エムズライン(イートン/ブレイムス)
・ディナウディオ
・ジャンライン(アークオーディオ)
・ダイヤトーン