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サンヨーからも2DINメモリーAVナビ登場(2ページ目)

春のクラリオン・スムーナビに始まり、イクリプスAVNライト、カロッツェリア楽ナビライトと増殖してきたメモリータイプの2DIN AVナビが、ポータブルナビのトップメーカー、サンヨーからも登場。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

リーズナブルでも「使える」AVナビ

さて、NVA-GS1580FTのデモカーに、短時間だが、試乗する機会があった。まずナビとしての性能は、十分に「使える」レベルだ。詳細市街地図がないあたりは、都内の住宅街の路地に迷い込んだときなど、限られたシチュエーションで不便を感じることがあるかもしれないが、普通にドライブするには十分なレベル。3D交差点ガイドなどの案内画面も頻繁に出てきて、とても安心感のある道案内だ。

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交差点名、レーンガイドが表示され交差点拡大はわかりやすい
測位性能も、実用上、まったく問題ないレベル。ジャイロセンサーを内蔵し、車速信号を取り込むことができるので、トンネル内でも道路上をトレースする。今回のデモカーは、車速信号を配線していないとのことだったが、それでもトンネル内でクルマが止まると自車マークが止まり、動きだすと自車マークが動くという具合に、車速信号を配線しているように動いていた。カタログにも記載されていないので未確認だが、加速度センサーも搭載しているのかもしれない。

地デジはやはり12セグに限る!

地デジチューナーはナビ本体に内蔵し、B-CASカードスロットが外付けという方式。2チューナー2アンテナの合成方式で、アンテナはフロントウィンドウに貼るフィルムタイプを2枚付属。今回試乗した都心では、トンネル内以外、ほぼ12セグ放送が楽しめる。もちろん電波が弱いとワンセグ放送に自動的に切り替える。

やはり12セグを体験してしまうと、ワンセグの画質には不満が出てくる。画像が粗いし、動きがぎこちないし、テロップ等の文字もにじんで読めないことが多いのだ。携帯電話の画面や5インチクラスのディスプレイならごまかせても、画面サイズが7インチともなると粗が目立ってくる。車内で地デジを楽しみたいというなら、多少高くても12セグの本来の地上デジタル放送が楽しめるモデルを購入したほうが、あとあと不満がでないだろう。

エコドライブや盗難多発地点など独自の機能も

画像処理の心臓部にはポータブル機で定評のあるゴリラエンジンを採用。スクロール等の描画は素早いし、ポータブル機で実績があるので、動作も安定している。インターネットとのリンクは、SDカードを介して実現。ゼンリンデータコムの「いつもドライブ」で検索した地点をクルマでも活用できる。また、エコドライブ情報機能によって、運転中の加減速やアイドリング時間等を知ることができるから、燃費向上につなげることも可能だ。

15府県の盗難多発地点を表示&警告する機能は、ドライバーに注意を促す上で有効。普通に使うぶんには、これで十分と思えるモデルだ。

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