ナビ部分はエアーナビから流用

これまでの概要を見て気づいた方もいると思う。このモデルは楽ナビLiteといいつつ、ナビ部分のベースは、まんまエアーナビといっていい。4GBのフラッシュメモリーの採用、5.8型ワイドVGAディスプレイなど、エアーナビそのもの。2DINサイズのボディのフロントフェイスにエアーナビを置き、後ろにDVD/CDプレーヤーやアンプ等のAV機能をくっつけたものと思えばいい。

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ガススタ情報。安いガソリンスタンドを探せる。
ただしエアーナビそのものにしてしまうと、エアーナビの存在価値が無くなる。そのため、楽ナビLiteでは通信機能の一部分しか使っていない。省いたのはエアーナビ専用サイトの「ナビポータル」の部分。ただ、実用的なスマートループ渋滞情報や、近くのガソリンスタンドの価格がわかるガススタ情報、コインパーキングの満空情報を取得できる駐車場情報には対応。これだけあれば十分だと思う。もちろんBluetooth携帯電話でハンズフリー通話も可能だ。

価格はオープンだが、予想価格は8万5000円前後。取り付け工賃1万5000円をプラスして10万円前後といったところだろう。イクリプスのAVNライトも同じような価格帯を狙っているのでガチンコ勝負となる。また春に登場したクラリオンのスムーナビも、価格がずいぶんこなれてきていて、安いところでは10万円を切っている。これもライバルとなるだろう。

ナビをあまり必要としない人向けの新カテゴリー商品

これらは、これまでカーナビをあまり必要と思っていない人に向けた新カテゴリーのナビとして位置づけられている。ただし、これまでナビを必要としていなかった人が、ライトモデルの登場によって「ナビ、あってもいいね」と思うようになるのかは「?」である。安さだけならPNDにはかなわないし、カーナビを必要としない人は、オーディオも純正で十分と思っている人が多いであろうと考えられるからだ。

となると、ニーズは軽自動車やコンパクトカーを買った時にデッキだけはオプション品を選んだり、安い社外品のオーディオに替える人ということになりそうだが、そんなニーズにとってナビはともかく、DVDビデオが見られてiPodも楽しめるのは喜ばれそうではある。またディーラーオプションで楽ナビLiteの設定があれば、惹かれる人は多いのではないだろうか。果たして、このカテゴリーに潜在ニーズは存在するのか、従来のHDD楽ナビのユーザー層がライトモデルに移行することで、従来HDD楽ナビの販売台数に影響しないのかということも含めて、注目したいモデルではある。

HDD楽ナビもスマートループを強化してモデルチェンジ

ところで従来型のHDDナビだが、こちらもニューモデルに移行。フルセグチューナー内蔵の2DIN一体機・AVIC-HRZ099(26万2500円)を筆頭にワンセグ内蔵のAVIC-HRZ088(21万円)、オンダッシュモニタータイプのフルセグ地デジチューナー付き・AVIC-HRV022(26万2500円)、地デジチューナー無しのオンダッシュモニタータイプ・AVIC-HRV011(18万9000円)の4モデルである。いまや少数派となったオンダッシュモニタータイプを残してくれているあたりはうれしい限りである。

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フルセグチューナーを内蔵したAVIC-HRZ099(26万2500円)
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AVIC-HRV022(26万2500円)はオンダッシュモニターを採用


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