電話まで搭載するプリンター ブラザーMyMioシリーズ

エプソン「Colorio」シリーズ、キヤノン「PIXUS」シリーズというプリンター・複合機“2強”に立ち向かうのが、ワールドワイドにPCやプリンター・複合機などを展開する日本HP(ヒューレット・パッカード)「Photosmart」シリーズと、今回紹介するブラザーの「MyMio」シリーズだ。

印刷とスキャン、コピーといった基本機能を充実させて「画質」で勝負するエプソンやキヤノンに対し、MyMioシリーズの強みはなんといっても「ファクス・電話機能」にある。プリンター・スキャナー・コピーの3機能に加えてファクスまで搭載する機種はあるが、電話まで搭載するインクジェット複合機はMyMioシリーズのみだ。

2009年9月に発売された新シリーズの中で最も注目したいのは最上位モデルの「MFC-935CDN/CDWN」だが、機能が充実しながらもお買い得感が高いのが今回紹介する「MFC-695CDN/CDWN」である。
ブラザーが2009年9月に発売した「MyMio MFC-695CDN」

ブラザーが2009年9月に発売した「MyMio MFC-695CDN」



MFC-695CDN(CDWNは子機2台付きモデル)は、無線・有線LANに対応するネットワークモデル。ADF(原稿自動読み取り装置)やタッチパネル液晶、赤外線機能以外はほとんどハイエンドモデルのMFC-935CDNと違いがない。

ビジネス用途のみならず、家庭用途においてもADFは便利なので、「ADFは必須」という人には935CDNをお薦めしたい。ADFは特に必要がないのであれば、695CDNを利用するといいだろう。

写真画質が大幅に向上した「MFC-695CDN」

MFC-695CDNの注目ポイントは、まず印刷画質だ。昨年モデルからインクシステムを刷新しており、写真画質が大幅に向上している。

給紙方式は2段の前面給紙トレイを採用しており、はがきやL判写真用紙、A4用紙を2段で用意しておける。実際に印刷してみたが、ColorioシリーズやPIXUSシリーズにも遜色のないレベルの画質を実現している。
前面給紙トレイは2段になっており、手軽に手動で切り替えられる

前面給紙トレイは2段になっており、手軽に手動で切り替えられる


当初、筆者が普段使っている格安光沢用紙で印刷してみたところ、発色が悪く全体的に斜がかかったようなぼんやりした写真になってしまった。だが付属のお試し用写真光沢紙(BP71GLJ)を使ってみたところ、黒がグッと締まって全体的な発色も良好になった。

カタログなどによると、純正インクと純正用紙との組み合わせで高画質を実現しているとのことなので、高画質で写真印刷をしたい場合は必ずブラザーの純正用紙を使おう。