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試乗レポ前にプレ報告1 カロッツェリア

6~7月にかけて続々と発売される予定の最新カーナビ。近いうちに実際に試乗してみてレポートをお伝えするつもりだが、その前に各機種のプロフィールをお届けします。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

フルモデルチェンジしたカロッツェリア「サイバーナビ」

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08年サイバーナビは3機種をラインアップ。写真は1DIN+1DINのAVIC-VH9000
カロッツェリア・サイバーナビは1DINインダッシュモニター内蔵メインユニット+1DIN HDDナビのAVIC-VH9000(378,000円と2DIN一体AVナビのAVIC-ZH9000(357,000円)、1DINインダッシュDVD/CDメインユニットAVH-P900DVAやインダッシュモニターのAVX-P90DVとの組み合わせでハイエンドオーディオとハイスペックナビを両立するための単体ナビ、AVIC-H9000(189,000円)の3機種をラインアップした。

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2DIN一体機も着脱式のブレインユニットを装備。フルスペックのスマートループに対応
進化した部分は主にスマートループ。ハード的には、昨年までフルスペックのスマートループに対応していなかった2DIN一体機がブレインユニットを取り外しできるようになり、全モデル、フルスペックのスマートループに対応。また、リビングキットを一新して、パソコンとの接続を簡略化。昨年までは用途によって接続方法を変える必要があったり、別売りのLAN-USBアダプターが必要だったり、接続が複雑だったのが、今回はUSBケーブル1本でパソコン~リビングキットの接続ができ、インターネットにもつながるようになった。

定額使い放題プランの通信モジュールを用意

通信形態も変わった。昨年までスマートループ渋滞情報のアップ/ダウンロードといった走行中の通信は携帯電話のパケット通信のみ。それがいくらかかるのかが不安で、通信を躊躇していた人もいると思う。僕も走り出す前に一度だけ通信し、あとは携帯電話を抜いておくということも多々あった。

そんなランニングコストの心配を払拭するために、08年サイバーナビは携帯電話以外に通信モジュールの使用が可能になった。しかも通信モジュールには使い放題プラン1,050円/月とライトプラン525円/月の2つの定額プランを用意。ユーザーの使用頻度に応じてプランを選べば、安心してスマートループを活用できるようになった。

ところでスマートループとは何かがいまいちわからない人も多いと思う。おおざっぱに言えば、カーナビで得た情報、ユーザーが提供する情報をスマートループのユーザーが共有できる機能。たとえば渋滞情報。ドライブ中のユーザーから定期的に走行情報をアップロードし、その情報を元に他のユーザーは渋滞情報を得られる。ユーザーネットワークにより、VICSより詳しい情報が得られるのだ。

パソコン上で燃費の管理が可能に

ナビ機能の進化した部分は、駐車違反取り締まり重点エリアの表示が可能に。またマルチ検索により名称検索がしやすくなったり、ルート探索時に概算燃費が追加され燃費での比較もできるようになった。これは、昨今のガソリン高騰にマッチした機能といえよう。新しいスマートループではパソコン上で燃料量を入力することで、燃費管理ができるようにもなっている。

AV機能はビデオサーバー機能によって、パソコンに保存している動画をブレインユニットに転送し、車内で楽しめるのが新しい。ビデオサーバーに保存される動画の形式はDivX。付属のビートジャムというソフトで、MPEG4などの動画をDivXに変換できる。

新サイバーナビの主な進化点は以上のところ。スマートループにユーザーが価値を見いだすかどうかで、サイバーナビが魅力的に感じるかどうか、分かれる部分だと思う。

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