湾岸線~東関道を走行してみた
商品解説はこのへんにして、試乗レポートに入ろう。走行したのは霞ヶ関から首都高内回りに乗り、レインボーブリッジを通って湾岸線を千葉方面に向かうコース。都心からそれほど離れていないにもかかわらず、地デジの受信状態がそれほど良くない場所だ。首都高はわりと空いていて、制限速度で走れるペース。そのスピードなら、両チューナーとも安定したハイビジョンの高画質が楽しめる。レインボーブリッジを渡ったあとも、両機12セグ受信のままだ。
従来機がワンセグに替わっても12セグ受信を継続
右がTU-DTX300の映像、左が従来チューナー。左がワンセグに切り替わっているのに対して右は12セグのまま高画質受信 |
結局、TU-DTX300の映像がワンセグに切り替わったのは、東関東自動車道路と京葉道路が交わる宮野木ジャンクションのわずか手前のあたり。それまではずっと12セグで安定受信を続けている。一方の従来チューナーはというと、ときおり12セグに切り替わることもあるものの浦安あたりからはほとんどワンセグのまま。受信可能距離が1.8倍に伸びたとのことだが、それ以上に受信性能が高まった印象だ。
他社も高性能地デジチューナーを開発中
12セグの高画質が楽しめる地デジチューナーの高性能モデルが今すぐ欲しいなら、現時点では、TU-DTX300は「コレしかない」くらいに買いだ。ただ、ライバルの数社も6月の商戦に向けて、TU-DTX300の受信性能を凌ぐべく、高性能地デジチューナーを開発中とのウワサも聞く。僕個人としては、夏以降、高性能地デジチューナーの選択の幅が広がりそうだし、地デジ標準装備のカーナビもニューモデルに切り替わるので、地デジを導入するならそれを見てからでも遅くはないと思う。【関連リンク】
・パナソニック・Strada(ストラーダ)地上デジタルチューナーTU-DTX300のサイト