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4チューナー×4アンテナ地デジの実力(2ページ目)

12セグ放送の受信可能距離を大幅に拡大したというパナソニックの新型地デジチューナー、TU-DTX300。その実力を実際に走行してチェック!

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

高速移動時の受信にも強い

走行レポートの前に、まずはTU-DTX300のアウトラインの紹介から。世界初の4チューナー×4アンテナ技術とは、クルマの前後左右に取り付けたアンテナのうち、どのアンテナが強く電波を受けているかを順位づけし、独自のアルゴリズムを使って重み付け合成して、電波受信を最大化する仕組み。これで受信可能な範囲が拡大しただけではなく、スピードにも強くなった。

従来時速90キロが安定受信できる範囲だったとすれば、TU-DTX300は時速190キロでも受信できるという。またパナソニックの家庭用TV、ビエラに採用している高画質技術、PEAKSプロセッサーを搭載し、明るくきめ細やかな映像を再現するという。

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主要なボタンが光るインテリジェントリモコンは車内用としては大きいが使い勝手は上々
それにもかかわらず、本体の大きさは幅178×奥行き130×高さ27ミリとコンパクト。これは同社従来モデルのわずか38%の容積。重さも約690グラムに抑え、クルマへの取り付けやすさを高めている。

受信レベルに応じて12セグとワンセグを自動的に切り替えるおまかせ受信モードや、視聴中の番組を良好な状態で受信できる中継局を簡単に見つけられる中継局切り替え/サーチ、チャンネルスキップなど、機能は充実。もちろん電子番組表、データ放送、緊急警報放送にも対応している。

機能&拡張性も充実

拡張性も充実。20ピン角形専用拡張端子で同社カーTVと接続すれば、1本のケーブルで映像信号とチャンネル切り替えなどのコントロール信号のやりとりができるので、すっきりした取り付けが可能だし、D2映像出力も備えているので、他社のD2端子付きTVとの接続もできる。また別売デコーダーを用意すれば5.1chサラウンドシステムに発展可能な光デジタル音声出力や、各1系統のAV入出力端子も備えている。

アンテナはフロントガラス用のフィルムタイプを付属。リアアンテナは別売りとなり、フィルムタイプのTY-CA230DTFと小型ロッドタイプのTY-CA220DT(ともに15,540円)が用意されている。
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フロント用のフィルムアンテナはTU-DTX300の付属品
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リアアンテナは別売。これはロッドタイプのTY-CA220DT(15,540円)


次ページはTU-DTX300の試乗レポート
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