ナビ機能は操作のわかりやすさを重視
ナビ機能も紹介しておこう。機能の数を見るとHDDナビとしてはベーシックレベル。高機能をウリにせず、使いやすさを高めたタイプだ。もちろんHDDナビだから検索データは住所検索約3,000万件、電話番号検索が個人宅約3,000万件+タウンページ約1,000万件と、ライバルとなんら変わらないし、地図表示は過度に華美な詳細市街地図でのビルの立体表示機能がないだけで、交差点拡大、方面看板表示、レーンガイド、高速分岐案内、ハイウェイモード、2画面表示といった標準機能は漏らさず搭載している。また新たにETCレーンの色別案内も採用した。首都高入り口の案内表示。ETCレーンを表示するようになった |
ナビ機能で特徴的なのは検索のロジック。地図表示時にメニューボタンを押すと「したいことから」「わかることから」という具合に、ライバルとは異なる検索メニューが並ぶ。「したいことから」とは要するにジャンル検索のことで、その中に入り込むと「お食事」「お買い物」「くるま」「お茶&お菓子」などの大分類が登場。ことば使いがわかりやすく、分類が工夫されているのでスムーズに検索できる。リストアップした候補を近い順、50音順に並べ替えたり、住所で絞り込むこともできる。
これがしたいことから(ジャンル)検索のメニュー。グループ分けが斬新 |
実用性の高いコストパフォーマンス優秀機
案内機能だが、レーンガイドが小さいとか、ヘディングアップ時の地図の回転が、もっとも滑らかなものに比べるとややぎこちないなどの気になる点もある。しかし、不満が出るレベルではなく、音声ガイドが親切かつ聞き取りやすいこともあって、案内を受けていてとても安心感がある。最先端ナビに比べると、通信機能とか渋滞予測といった機能がないが通常のドライブでは十分なレベルといえる。逆チルトはダッシュボードの傾斜が大きいクルマに有利 |
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