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2007年、カーオーディオはコンパクトに!?(3ページ目)

1月8日から11日の4日間、米ラスベガスで行われた世界最大の家電製品の見本市=インターナショナルCESのレポート。2回目はパワーアンプ&スピーカーを中心にお届けします。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

サブウーファーもスリム化

サブウーファーのスリム化も、目立った傾向だ。とくにJLオーディオ「TW5 Thin-Line」というモデル。もともとサブウーファーでは有名なメーカーで、アメリカ本国では車種に合わせてデッドスペースに組み込めるボックスタイプのサブウーファー=ステルスボックスが人気なのだが、このサブウーファーなら、より多くの車種にサブウーファーを組み込むことができる。

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埋め込み寸法わずか6センチほどのJLオーディオTW5 Thin-Line

なにしろ、埋め込み寸法はわずか6センチちょっと。12インチの12TW5-4と13.5インチの13TW5-4の2サイズがあって、12TW5-4の場合、エンクロージャー容量はわずか18リットル未満、13TW5-4で21リットルちょっとの小容量エンクロージャーで済むのだから、2シーター・オープンカーのシートの後ろにボックスを置いたり、シート下に組み込んだり、サブウーファー設置の可能性は大きく広がる。日本での発売は、今年の年末、もしくは来年になりそうだ。

キッカーからも薄型サブウーファー登場

ロックフォード・フォズゲートと並ぶ、アメリカのカーオーディオ・メーカーの代表格=キッカー「COMP VT」というサブウーファーを発表した。こちらは埋め込み寸法が約11センチだ。VTのTはトラックのT。要するにトラックのシートの後ろに収まるように設計されたサブウーファーだが、この薄さを活かしてデモカーはなんと、このサブウーファーをドアにマウントしていた。サイズは10インチと12インチの2種類ある。

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キッカーのデモカーはCOMP VTをドアにマウント

このキッカーCOMP VTサブウーファーは、まもなく日本市場に導入される予定だ。

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ロックフォード・フォズゲートの薄型ウーファー、P3シリーズ
ほかにもロックフォード・フォズゲート、パイオニア、ソニー、ケンウッドなどが、こぞって薄型のサブウーファーを発表した。カーオーディオの場合、ドアに装着できるスピーカーはせいぜい16センチ。大きいスピーカーが取り付け可能なドアでも20センチ程度などで、低音の再生能力には限界がある。しかも走行中のロードノイズは低音をスポイルするため、カーオーディオは低音が不足になりがち。サブウーファーはこれを補うことができる。設置スペースの問題で、これまでサブウーファーの装着を断念していた人も、この機会にサブウーファーの導入をオススメしたい。

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