地デジチューナーの種類
12セグ/ワンセグ自動切り替えのイクリプスDTV106 99,750円 |
クラリオンのワンセグチューナーDTB160 37,800円 |
また今はワンセグも12セグも同じ内容の番組を放送(サイマル放送)しているのだが、08年以降はワンセグ独自番組の放送が予定されている。そのとき、サイマル放送を止めるのかはまだ不透明な部分である。あるメーカーの担当氏は「現状ではアナログTVの置き換えとしてワンセグを見ている人が圧倒的に多いから、サイマル放送を止めるとブーイングが続出する。だからサイマル放送は止められないんじゃないか」と予測していたが、ワンセグの最も大きい市場である携帯電話では、独自番組と携帯の機能を連動させれば新たなニーズが生まれる可能性があるわけだし、放送局にとっても独自番組を作るほうが新たなスポンサーを獲得できるという点でメリットがある。したがって、ワンセグを手に入れるなら、使うのは1~2年、08年以降サイマル放送が続いたらラッキーくらいの気持ちでいたほうがいいかも知れない。
ベストは12セグ/ワンセグ自動切り替えタイプ
以上のことを踏まえると個人的には、コストはかかるが12セグ/ワンセグ自動切り替え式を選ぶと思う。地デジ本来の高画質を楽しむならやはり12セグだし、12セグの受信ができないエリアでもワンセグが(多少は)フォローしてくれる。また今のところ番組は少ないが、5.1chサラウンド放送が楽しめるのも12セグ。これを楽しむためにはAAC対応のサラウンドデコーダーと5.1ch分のスピーカーが必要なわけだが、クルマの中がサッカースタジアムに変わるような臨場感を味わってしまうと、後戻りできなくなってしまう。パナソニック・ストラーダCN-HDS625TD 260,400円は12セグ/ワンセグチューナーを標準装備 |
いずれにせよ、アナログ放送が終了するのは2011年7月の予定。それまでには、まだ4年半あり、車載地デジチューナーがもう少し安くなることは想像できる。それまで待つか、いち早く手に入れてクルマで地デジを楽しむかは、あなた次第だ。
【関連リンク】
・(社)地上デジタル放送推進協会ホームページ
・ECLIPSE
・Clarion Japan/TVチューナー
・Panasonic/ハードディスクナビ