独自性
「速い」「大きい」「立派に見える」「静か」「天然の高級な素材を使用」などの旧来の高級車の価値観に加え、「小さくても凝縮された質感」「安全」「他者への配慮」「環境に優しい」「おもてなし」などの新しい価値観も加わり、クルマによって何を主張するか、その独自性が求められる。
その上で既に「日本の文化」を具現化している、レクサスをはじめとする日本の高級車に今後期待するのは、「日本独自の素材」を使うこと。たとえばその国に家を建てる時に、その国の素材を使い建てることが、気候風土にも合っていて、住み心地良く長持ちをする。クルマは輸出もされるグローバルなものではあるが、生産国の素材にも注目して欲しい。アストンマーティンがセンターコンソールの素材に竹を選べるようにしたのは、日本人としては「やられた」という感じ。日本車に「カナダ産の・・・」「アメリカ産の・・・」とかを使用するより、「日本産の・・・」あるいは「日本独自の・・・」を使うのはどうだろうか?
インテリアに日本産の天然素材を使用したらどうだろうか? |
またマイセンが柿右衛門に影響を受けていたり、最高のホスピタリティーが欧米のホテルより日本の高級旅館にあったり、日本人として日本の文化をもう一度見直したい。