BMWの高品質を気軽にカジュアルに
操作系が集中するセンタークラスター部を手前に寄せながら横一文字の、BMW共通のデザインテーマのダッシュボード。 |
インテリアもBMWのデザイン文法に則っている。操作系が集中するセンタークラスター部を手前に寄せながら、横一文字のダッシュボード。このセンタークラスターから一段奥に引っ込ませてから後ろに伸びるセンターコンソールは、BMW共通だ。ドアに斜めに走り、アームレストとXの字を描くシルバーのドアグリップは、BMW1シリーズにも用いられたデザインテーマで、アームレストの上と下両方を握ることができる。
チタン・ライト・トリムとブラックのインテリアはスポーティー。2.5siでは、標準はクロスシート、オプションでレザー。X3には、BMWのiDriveコントローラーは搭載されない。 |
NAVIはダッシュボード最上部に格納式。センタークラスターのスイッチ類がやや小さいのが気になる。 |
ただインパネでは、小ぶりなメーターとスイッチ類がやや気になった。SUVらしく広いインテリアスペースを持つのだ。それに合わせて大きくしたいところだ。
自動防眩ルームミラーには、標準でETCが、加えてオプションでアラームシステムが組み込まれる。 |
アームレストとドアグリップは、Xを描く。 |
試乗車の2.5siのチタン・ライト・トリムとブラックのインテリアはスポーティー。他にクールなブラッシュド・アルミ・パネルや落ち着けるグレイン・アッシュ、グレイン・ポプラ・ライト、グレイン・ポプラ・グレーの3種類の本木目のトリムやグレーやサンド・ベージュのインテリア・カラーも選べ、高級車らしく、豊富なバリエーションが用意されている。
高い車高のおかげで、広いリアシート。レッグルームも足を組めるほどの広さ。 |
標準で480L、リアシートを畳めば1560Lに拡がるラゲッジルーム。パーセルレールにはラゲッジフックも付き、荷物を固定できる。SUVなのに開口部も低く、撮影機材の積み降ろしもしやすかった。 |
2006年10月のマイナーチェンジでX3は、エンジン性能の向上、ATの6速化、バンパーのカラー化などの改良が行われた。ダンピングの効いた、道路を舐める様に走る剛性感のある走りは相変わらず。BMWならではの走り、高い質感とSUVならでは広い居住空間を、気軽にカジュアルに乗りたいのなら、X3は良い選択だろう。
BMW言うところのSAVのAはアクティビティー。活動、行動、旅先の遊びといった意味でもある。 |
※撮影協力:長岡造形大学
(写真・文 松本明彦)
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