BMWデザイン
X3のデザインも、紛れもなくBMW。 |
X3のデザインは、SUVであっても紛れもなくBMW。そのデザインアイコンは、キドニーグリルや丸の四つ目ヘッドライト、サイドウィンドウのキックアップ、ドアハンドルの高さを走るキャラクターライン、L字を髣髴とさせるリアライト、直列6気筒搭載を視覚化する長いボンネットなど。
丸の四つ目ヘッドランプもBMW。スモールは、周りのリングのみ光る。 |
サイドウィンドウのキックアップもBMW。 |
もちろんショートフロントオーバーハングとロングホイールベース、Aピラーの延長部はフロントタイヤセンターに繋がり、Dピラーを上から下に流れるラインはキックアップを戻り下のリアタイヤに流れ、踏ん張り感を強調する、中にガシッと骨が通ったような筋肉質の面の造形等、もBMWらしさを表現する。
ベルトラインのすぐ下のショルダーラインは、インバース(凹面)している。 |
プランヴュー(平面図)で見て、サイドシルやボディ側面も、大きく前後に弓なりになっているのが分かる。 |
X3がライトでカジュアルと感じるのは、そのサイズのせいばかりではない。ステーションワゴンもしくは5ドアハッチバックを、そのままかさ上げしたようなデザインにもよる。そしてサイドのキャラクターラインやブラックアウト(黒塗り)されたサイドシルや厚さの薄いフロントグリルも、ボディを薄く見せ、地上高の高いステーションワゴンのように見せているのだ。
L字を髣髴とさせるテールライトもBMW。リアは水平線が多く、やや煩雑か。 |