輸入車/注目の輸入車試乗レポート

アメリカンドリームの成功者の証 STS-V

シャープで明快なデザイン、[カット&ソー」でダッシュボードまで巻かれた本革のインテリアトリムに、446psのV8エンジンを積んだSTS-Vは、ヨーロッパや日本車とは違う個性を持つラグジュアリースポーツセダンだ。

執筆者:松本 明彦


アメリカンドリームの成功者の証

アメリカンドリームの成功者の証がキャデラック。

キャデラック第一号がオフラインされたのは、1902年10月17日。以来アメリカ繁栄の象徴として、キャデラックは100年以上もの長い歴史を誇る。たとえば多くの音楽、映画、テレビやポスターにも、キャデラックはアメリカンドリームの成功者の証として(たとえば歴代大統領専用車)、何度も何度も登場してきた。そして近年「キャデラック・ルネッサンス」をテーマに掲げ、1999年のコンセプトカー「エボーク」以降、「アート&サイエンス」をコンセプトに、新世代キャデラックを発表し続けている。

Fセグメントのボディは、Sクラス、7シリーズ、LSなどがライバルだ。

その新世代キャデラックのセダンは、EセグメントにCTS、その上にFセグメントのSTS、さらにその上にDTSが用意される。今回試乗のFセグメントのSTS-Vのボディサイズは、5020×1845×1465mm、ホイールベース2955mmで、メルセデスベンツSクラス、BMW7シリーズ、レクサスLSなどがライバルとなる。この大柄のボディを軽量高剛性の新世代FR(フロントエンジン・リアドライブ)のプラットホーム「シグマ アーキテクチャー」に載せ、インタークーラー スーパーチャージャー付き V8 4.4L 最高出力446ps 最大トルク60.8kgmのエンジンを積む、ラグジュアリースポーツセダンだ。

FRの「シグマアーキテクチャー」のプラットホームに、V8 446psのエンジンを積む、ラグジュアリースポーツセダンだ。
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