古典的なモチーフをモダンにまとめたインテリア
車幅いっぱいに伸びる、左右対称のダブルコクピット。 |
左右対称のダブルコクピットは、初代からのイメージ。車幅左右いっぱいにシルバーのパネルを通しながら、直線的なコンソールを縦に通す。砲身型のメーター、3本スポークのステアリングホイール、Tの字型のシフトレバー、赤・白・青の3本線とポニーが交錯する伝統のエンブレムも初代からのデザインアイコンだ。インテリアでも古典的なモチーフを取り入れながら、シルバーとブラックのコントラストでモダンにまとめている。
3本スポークのステアリングホイール、赤・白・青の3本線とポニーが交錯する伝統のエンブレムも・・・ |
Tの字型のシフトレバーも、初代のデザインアイコン。 |
面白いのは、「MyColorイルミネーション」と呼ばれるシステム。その日の気分に合わせてメーターの色を、125色!から選択調整ができる。レトロフューチャーな、ちょっとした遊び心だ。またオーディオも、なんと1000W!の「Shaker 1000オーディオシステム」を搭載。サブウーハーが、ドンズコと低音の効いた迫力のサウンドを聞かせてくれる。ただこのサブウーハーはラゲッジルームに置かれるため、ラゲッジを占有しない500Wタイプも(それでも十分だが)、今後は検討中ということだ。
「MyColorイルミネーション」と呼ばれるシステムは、その日の気分に合わせてメーターの色を、125色!から選択調整ができる。 |
1000Wの「Shaker 1000オーディオシステム」のサブウーハーは、トランク右に鎮座する。 |
樹脂の質感やマニュアルタイプのエアコンなど、コンバーチブルでは530万円になる価格を考えると、どうかな?と思う部分もなくはない。けれど大らかなインテリアデザインや、ドロドロと豪快な音を立て、ワイルドでトルクあり乗りやすいV8サウンドを聞きながら運転すれば、そんなことはどうでも良くなる。まさに自由だ。
価格を考えると、樹脂の質感やマニュアルエアコンに不満を覚えるものの、マスタングを運転していると、そんな細かいことは、どうでもよくなってくる。 |
シートは本革。広くはないが、大人も座れるリアシートスペース。 |