コンチネンタル フライングスパー(2ページ目)

威厳あるエクステリア

エクステリアデザインは、2003年登場の2ドアクーペのコンチネンタルGTをモチーフとする。ボディのたっぷりとしたR（曲面）は、豊かさの象徴。立体の構成は、Uの字のボンネット一体のグリルから、キャビン、Uの字のトランクにつながる上屋と、ヘッドランプ部からボディサイド、テールライトにつながるアンダーボディに分けられる。


ベントレー伝統の外側が小さく内側が大きいヘッドランプ。良くあるワイヤーではなく、奥行き方向にも厚みのある立った大きなマトリックス・ラジエーターグリルは、威厳に溢れる。そしてグリル上のウィングドBのベントレーのオーナメントは、同じベントレーのフラッグシップのアルナージやアズールなどより薄型化されてはいるが、それでも通常のクルマのものより立体感にあふれ高級感がある。フロントフェンダー前からボディサイドをショルダーに流れるキャラクターラインも、ベントレー伝統だ。


ボディカラーは実に16色。さらに特注の馬車を製造してきた240年の歴史を誇るコーチビルダーのマリナーが、顧客一人一人の要望に応じて、特別なボディカラーに仕上げることも可能。このベントレー　マリナーは、アルナージやアズールでは、全長や全高のカスタマイズ、リアウィンドウの小型化、特注のボディシェルといったことまでオーダー可能。この辺は「ご予算次第でご要望のままに」といったところか。そしてコンチネンタル　フライングスパーでも、マリナー　オプションズとして用品レベルでは、いくつかのメニューが用意され、特別な一台にすることができる。