ライバルは・・・
その走りは、オイルを塗った金属のボールを、手の平で転がすような圧倒的な滑らかさ。 |
試乗車のCL550は、V8 5.5L 387ps 54.0kgm。CL600では、V12 ツインターボチャージャー 517ps 、トルクはなんと84.7kgmを発揮。ステアリングを切った時、アクセルを踏んだ時、加速をする時、その走りの全ては洗練されている。それはまるで、オイルを塗った金属のボールを、手の平で転がすような圧倒的な滑らかさだ。ゆっくり走ればラグジュアリー、アクセルを踏めばスポーティーと、懐の深さを見せる。
上質な雰囲気の「アンビエントライト」。 |
十分な居住性のリアシート。センターコンソール、ドア内張りも、セミアニリンレザーやダークウォールナットウッドと、最高の素材を使い、丁寧にデザインされている。 |
アルカンタラのルーフライナー。 |
贅沢なクーペであるCLクラスのステイタスは、Sクラス以上。価格は1520万円から1970万円まで。実は現在のBMWやアウディには、直接のライバルはいない。このクラスの4シータークーペとなると、ライバルは下の価格帯のジャガーXKやマセラッティ クーペ辺りから、同価格帯のアストンマーティンDB9、ポルシェターボ辺りか?しかしそれらのスポーティーなクーペよりも、贅を尽くした最上級ラグジュアリークーペとなると、価格帯は上になるがベントレーコンチネンタルGTが、その直接のライバルとなるであろう。
最上級ラグジュアリークーペとして、真のライバルは、ベントレーコンチネンタルGTか? |
(写真・文 松本明彦)
<関連リンク>
・CLクラス
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