輸入車/注目の輸入車試乗レポート

非日常への探検 「エクスプローラー Eddie Bauer」(2ページ目)

小春日和の中、おおらかで明るいインテリアに包まれ、静粛性の高いエクスプローラーでドライブしていると、どこまでもずっと走ってしまいそうだ。

執筆者:松本 明彦

「非日常へのドア」

アメ車らしいおおらかなデザインのインパネながら、機能的に整然とレイアウトされている。ナビ画面は最上部に取り付け可能。地味ながら安全を考えた良心的な設計だ。

インテリアも一新された。アメ車らしいおおらかなデザインのインパネながら、機能的に整然とレイアウトされている。たとえばナビ画面を取り付ける時に、エアアウトレット上の最上部のオーディオ部に取り付け可能。これはメーターと同じ高さで、視線の移動の少ない見やすいポジションになる。「安全」を謳いながら、ナビ画面を視線の移動量の多いセンターコンソール下部に装備するクルマもある中、地味ながら安全を考えた良心的な設計になっている。

アームレスト先端の、ドアリリースハンドルも、指を伸ばした時に自然に触れる位置にある面白いデザインだ。

またアームレスト先端の、ドアリリースハンドルも、指を伸ばした時に自然に触れる位置にある面白いデザインだ。

シートの移動量を増やしたり、ヘッドレストを大型化したり、座面を高くしたり、地味ながら着実に改善されたパッケージ。

パッケージもフロントシートの移動量を1インチ延ばしたり、ヘッドレストを大型にしたり、3列目シート座面を1.75インチ高くし開放感を与えたり、これまた地味ながら着実に改善されている。決して豪華なインテリアと言うわけではないが、質感高く機能的なインテリアと言える。

乗降を助けるリアドアのアシストグリップも、親切だ。

大きく開くリアゲートだけでなく、開閉式のリアウィンドウからもアクセスできるカーゴルームは、3列目シートを倒しただけで、なんと2370Lもの大容量が出現する。その3列目シートは50:50、2列目シートは60:40に分割され、片手で簡単に倒してシートアレンジができる。道を選ばない4WDで、車高が高いSUV。さらに広大なカーゴルームと簡単なシートアレンジは、「どこへ行こう。何を載せよう。何をしよう」と想像させてくれる。そう考えるだけで、楽しいではないか。アメリカの正統派SUVのデザインと相まって、エクスプローラーのテールゲートは、「非日常へのドア」になる。

開閉式のリアウィンドウからもアクセスできるカーゴルーム。
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