輸入車/注目の輸入車試乗レポート

あの隆盛再び、クライスラー 300C(3ページ目)

50年前、アメリカ中から羨望の眼差しで見られていた「レターシリーズ」。その誇り高く力強いラインを、現代に甦らせたのが300Cなのだ。

執筆者:松本 明彦

余裕の5.7 HEMI V8


5.7 HEMI V8は、たっぷとしたトルクで、余裕の走りを見せる。 画像提供:ダイムラー・クライスラー日本株式会社

静粛性も十分ながら、加速時にはドロドロと音を立てる5.7 HEMI V8は、トルクもたっぷりとある。可変シリンダーシステム(MDS:Multi-Displacement System)はV8パワーが必要でない時に、4シリンダーをシームレスに停止して燃費を抑える。燃費とパワーを両立させる技術だ。8気筒から4気筒への変化はスムーズで、全く気づくことはない。

1961年300G HEMIエンジン。 画像提供:ダイムラー・クライスラー日本株式会社 

300Cはちょっと懐かしい古き良きアメリカ車の香りを表現しながら、最新の技術とダイムラー流のヨーロッパ風味付けを盛り込んだ、魅力あるセダンだ。

同じクライスラーのクロスファイア、PTクルーザーらと共に、300Cはちょっと懐かしい古き良きアメリカ車の香りを表現する。それに加えて、最新の技術とダイムラー流のヨーロッパ風味付けを盛り込んだ、魅力あるセダンと言えよう。(写真・文 松本明彦)


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・300C
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