輸入車/注目の輸入車試乗レポート

あの隆盛再び、クライスラー 300C(2ページ目)

50年前、アメリカ中から羨望の眼差しで見られていた「レターシリーズ」。その誇り高く力強いラインを、現代に甦らせたのが300Cなのだ。

執筆者:松本 明彦

精密なデザインのメーター、美しい音楽を響かせるオーディオ


精密で美しいクロームで縁取られたメーター。昼間はオフホワイト、夜は淡いブルーだ。

インテリアの白眉は、メーターとオーディオシステム。クロームトリムリングのメーターは、2,000万円超のイギリス車もかくやと思わせる精密で品のあるデザインだ。昼間オフホワイトの盤面は、夜ライトをつけると淡いブルーに光る。またオーディオには、368W 7スピーカー デジタルアンプ付きBoston Acoustic(ボストン アコースティック)プレミアムサウンドシステムを搭載。特に低音がいい音で響く。このオーディオシステムでヒップホップを聞きながら、22インチのメッキホイールに履き替えて、LUXURYスタイルで走るのもいいだろう。

美しい音楽を聞かせてくれるオーディオは、ボストンアコースティク製。ナビはカロッツェリア“エージェント”HDD「サイバーナビ」。ステアリング・シフトノブ・ドアグリップは、HEMI V8では本木目だ。

2005年モデルからは、パイオニア製カロッツェリア“エージェント”HDD「サイバーナビ」を標準で搭載する。インダッシュの7インチワイドテレビは、専用に設計されたセンターパネルに装着され、TV・DVDソフト・CD・MP3を楽しむことができる。

先代Sクラス並みのボディサイズで、リアシートもゆったりだ。

V6 3.5搭載車の革巻きのステアリングホイールは、珍しい本物のべっ甲のアクセント付き。現在は特許も申請中とのこと。ちなみにべっ甲とは、熱帯産のウミガメ タイマイの甲羅から作られる工芸品のことだ。5.7HEMI V8搭載車の革巻きステアリングホイールには、カリフォルニアウォールナット製の本木目が組み合わされ、シフトノブ、ドアグリップも本木目になる。
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