ジャガーのインテリアと日本間と
寛げる配色にその共通点を見出せるインテリア 下は清流と緑に囲まれた和風旅館「清流荘」の数奇屋造りの客室 (上)撮影:松本明彦 (下)写真提供:清流荘 |
ジャガーに乗っていると、飛ばそうという気にはならない。どこまでもゆったりと、走り続けたくなる。それは静粛性が高く滑らかなエンジンだけでなく、寛げるインテリアのおかげだ。日本間の障子や襖や柱、畳等の白、茶、焦げ茶、砂色は、最も人が寛げる配色だと言う。ジャガーのシャンペンとモカや、アイボリーとモカの組み合わせのインテリアも、バーウォールナットの焦げ茶と相まって、この日本間の配色に通じるものがあるのではないだろうか。そしてそれが寛ぎを生む。独車の機能的でビジネスライクなインテリアはあくまで「仕事場」のようだが、この英国のジャガーのインテリアはまるでプライベートな「応接間」か「居間」のようだ。そしてこの寛げるインテリアの「たたずまい」こそ、ジャガーの最大の魅力と言えるだろう。
<関連リンク>
・ジャガーXJ