中古車/おすすめの中古車

プレミアムSAVのX3が150万円から選べる!(2ページ目)

VWティグアンやアウディQ5など、SUVもサイズダウンしてきていますが、輸入車のプレミアムコンパクトSUVの先駆けと言えばやはりBMW X3。新車時500万円以上のこの車がようやく手頃になりました。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

乗り手の活動範囲を広げてくれる一台

BMW X3 インパネ
今やBMWには当たり前となっているiDriveはまだありません。所々にアルミがあしらわれるなど、カジュアルな雰囲気ながら高級感のある仕上がりになっています
新車時価格は2.5Lの2.5iが513万円、3Lの3.0iが573万円というプレミアムSAV。とはいえX5よりスポーツ指向の強い車という位置づけなのでしょう、本革シートはオプションです。しかし原稿執筆時点で42台中で、15台が備えていました。この手の車を買う人は、オプションをあまりケチらないのかも知れません。

DVDナビや6連奏CDオートチェンジャーはオプションとなりますが、この辺は今となれば純正のほうが“遅れている”ので、装備されていなくても気にする必要はありません。最新のPNDは、低価格の割にかなり多機能&高性能になっていますから、むしろこちらのほうが使い勝手はよいはずです。またiPodを接続したい場合も、CDオートチェンジャー接続部を使ってつなぐキットがアマゾンや楽天などで買えますから、CD6連奏より便利ではないでしょうか。

先述したように、X5より少し小さいだけですからラゲージの広さは十分。トノカバーも付いています。6:4分割可倒式のリアシートを倒せばさらにラゲージを広げられますが、倒さなくても、よほど大きなものを積まない限り大丈夫です。この辺は、セダンやクーペなどと違い、X3の実用性の高さを感じられる部分でしょう。

BMW X3 シート
全長こそX5より100mm短いが、ホイールベースは25mmしか短くないので、室内は意外と広々しています。電動パワーシートやシートヒーターはオプション装備
そうなのです、X3の魅力はやはりこの実用性だと思うのです。何しろ走れば普通のBMWのFRサルーンで、しかも状況に応じて前後輪の駆動配分を変化させてくれるからどんな天候や道路状況でも安心感が高く、荷物もたくさん積めるから、どんなところでも行きたくなるのです。それこそ前のページで行ったように、サーフィンも山登りもスキーもしない私が、そういうスポーツをしに「行きたくなる」。

そもそも車は、我々を好きな場所へ連れて行ってくれます。普段の生活では味わえない場所へ行くことができるのです。そこから考えるに、X3はセダンやクーペよりも、私の“普段”よりさらに先、今まで何となく踏み込まなかったスポーツの世界まで導く力があると言うことができるでしょう。趣味のために車を買うのではなく、車を買ったことで趣味が広がる。そういう生き方も、アリじゃないですか。

しかもそれが、3シリーズツーリングよりも安く、ハリアーやエクストレイル並みの価格で買えるとなれば、俄然購入意欲が沸いてきます。例えば原稿執筆時点での最安値は、2004年式/8.6万km/修復歴なしの2.5iが147.9万円。5万km以内が欲しいなら、2004年式/3.9万km/修復歴なしの2.5iが189.8万円で買えます。

40歳を超えた私には、例えば日産エクストレイルは少し若々しすぎます。おっさんが、無理してお腹を引っ込めながらTシャツを着ているような感じ。その点、BMWなら襟の高いポロシャツみたいで程良いというもの。海や山で映えるばかりでなく、普段の街中でも映える車ですから。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

【関連リンク】
カーセンサーnet
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます