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100万円で選び放題! 日産の最高級セダン(2ページ目)

間もなく、8月には生産が終了する日産シーマ。バブル時には一時代を築いた車も時代の流れには勝てなかった……しかし、中古車を見れば100万円以下で十分選べるなど、今からが一番おいしい時期になっているのだ。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

社長が乗っていた車を家族で乗るのが正解!?

日産シーマ インパネ
純正DVDナビを中心に、操作系スイッチやモニターを一カ所に集中させ、操作性と視認性の高さを狙っています。昔の日産車はインテリアがイマイチだったりしたのですが、ゴーン体制から大きく変わり、例えばティアナ(2003年登場)などを生み出していくようになります
全長5m近く(4995mm)でホイールベースが2870mmという大きなボディですから、室内は広々。よく「後席はシーマ並み」なんて言うことがありますが、そんな基準になるほど広いのですから、3列目シートがなくても家族5人がゆったりできます。トランクスペースはゴルフバッグ4つを飲み込めるほどの広さがあるので、パパのゴルフにも大活躍間違いなし。左右独立型のオートエアコンは日射の状態や外気状況を判断しながら快適な室内空間を作り出します。これなら「パパ、暑いよう」なんて子どもがぐずることもなさそうです。また450XVと450X FOURにオプション設定された助手席パワーオットマン機構があれば、奥様も大喜びのはず。

さらに450VIPを選べば、後席の快適性が一段とアップ。150mmのロングスライド機構付きの後席パワーシートやDVD対応の後席用モニター(オプション)、電動リアサンシェード&リアドアサンシェードなどが備わります。

もちろん、運転席に座るパパの気持ちよさも忘れていません。280ps&46.0kg-mというパワー&トルクフルな4.5Lエンジンは、流して走れば楽だし、いざムチを入れれば怒濤の加速感を体感できます。何しろ日産のフラッグシップです。走りの気持ちよさを忘れるわけがありません。

日産シーマ シート
写真はエクリュ色&ライトカラー本木目のインテリア。ベージュの本革シートというのはよくありますが、インパネ部分まで明るいのは、そうないと思います。ちなみに中古車でも見つけることができます
世界で初めて採用されたレーンキープサポートシステム(450VIPと450XVにオプション)や、車間自動制御システム(450VIPと450XVにオプション)など、9年も前に作られた車としては、今なお使える装備がたくさんあります。そういう意味でも、シーマをファミリーカーとして今使うというのは賢い選択なのです。

ちなみに原稿執筆時点で100万円以下のシーマを探すと、99台見つかりますが、多くは10万km超だったり、修復歴ありだったりします。しかし、そもそもシーマですからゴルフや出張で長距離を走っていてもおかしくありません。そうやって走っていた車のほうが、街中でちょこちょこ走ってばかりいたものより、エンジンは調子がよかったりします。ですから10万km前後の走行距離はあまり気にせず、むしろメンテナンス経歴などをしっかりチェックしておきましょう。

例えばいつもディーラーで点検されていた社用車なんて、走行距離が多少いっていても、しっかりメンテナンスされていたりしますからチェックしてみてください。社用車、つまり社長クラスが乗っていた車を、本当に家族で楽しんでください。

個人的には予算を150万円くらいまで見て、装備や程度をじっくり検討しながら探すと良いと思います。150万円って、日産ならノート並み。それでこれだけ立派なファミリーカーが買えるって、すごいと思いませんか。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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カーセンサーnet
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