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もう100万円落ち!現行インプレッサWRX STI(2ページ目)

強烈な加速力や旋回性など、スポーツカーとして超一級なスバルインプレッサWRX STIも、世の中の不況に負けた!? デビューして2年も経っていないのに、わずか1万kmちょっとでもう100万円落ち!

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

WRCのホモロゲなんて、もうラストチャンスか!?

スバル インプレッサ WRX STI インパネ
メーターパネルの中心は、速度計ではなくタコメーターです。シートは標準でSTI専用のバケットシート、スタートはプッシュボタン式とドライバーの「やる気」をかき立ててくれます
標準装備されているDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)は、前後輪へのトルク配分を41:59から直結状態までの間で変化させ、回頭性とトラクション性能を高いレベルで両立させるというもの。これが実に楽しいのです。AUTOモードのほか、AUTO+(弱アンダーの安定志向)、AUTO-(旋回重視)、マニュアルモードが選べますが、走らせてみれば素人でもAUTO+とAUTO-の違いがよくわかります。

走ることがそもそも大好きな人を満足させるだけでなく、そんなに興味の無かった人にまで車の楽しさを教えてくれるような、まさに懐の深い一台。にもかかわらず、この値段です。6MTしかないからというのも一因と考えられます。実際、先日登場した2.5L+AT仕様となるA-Lineはかなりの人気なのだとか。

また不況で売れるのはエコカーや50万円以下など価格帯の安いものが中心。高級セダンが大きく値落ちしているだけでなく、安くなったとはいえ200万円以上するインプレッサWRX STIも例外ではないようです。

スバル インプレッサ WRX STI DCCD
DCCDをAUTO+にすると弱アンダーの安定志向となり、滑りやすい路面の走行に適します。AUTO-は旋回志向で、俊敏で軽快な走りに適します。またマニュアルモードでは差動制限力を6段階に調節することができます
200万円台後半と言えば、プリウスが新車で買える価格。となると、大半の人はプリウスを選んでしまうのでしょうが、よく考えてみてください。今プリウスを注文しても乗れるのは来年です。その間に、別のハイブリッドカーや、それこそ電気自動車も続々登場してきます。

一方で、スバルはWRCから撤退してしまいました。この先、再び参戦することは全スバルファンの願いだと思いますが、いつになるかわかりません。ひょっとしたら、WRCのホモロゲ(公認車両)はこれが最後なんてこともあり得ます。

スバルの社員の人たちですら「今までの(WRX STI)は家族に反対されたけど、これなら…」と言っているほど、良くできたスポーツカーでありファミリィカーです。こういうニッチな商品が今後登場するチャンスはあるのでしょうか? もしかしたらラストチャンス…。そう考えると、まだ新車保証が付いているくらい程度が極上なのに、100万円も新車より安いというこの時期を逃す手はありません。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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カーセンサーnet
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