フルモデルチェンジで順調に値落ちしている今が旬
ライバルと同じボディサイズながら、室内長/幅/高を比べると、ウィッシュが2670mm/1460mm/1310mm、ストリームは2610mm/1440mm/1310mm。2年ちょっと遅れて出てきただけあり、すべての数値で勝ります |
ウィッシュがデビューしたのは2003年。当時、ホンダのストリーム(旧型)がコンパクトミニバンというこのカテゴリーを先に開拓し、人気を博していた中での登場でした。しかもライバルとまったく同じボディサイズでデビューというケンカの売り方。で、勝ちました。
そんなベストセラーが先日フルモデルチェンジとなり、旧型が中古車市場に出回るようになってきたのです。正直、同年式のライバルと比べてまだ高め。もし安さを求めるなら、ストリームを狙ったほうがいいでしょう。同じく100万円&3万km以内が、ウィッシュより若干安い価格から見つかります。
バックドアは開閉しやすい電磁式。燃費は1.8LのFF車が14.4km/L、2Lは14.4km/Lと13.2km/L(2.0Z)があります(いずれも10・15モード燃費) |
例えば、高速道路をよく走る人の中に、営業車であるプロボックスにあおられたり、かっ飛ばしているのを見た経験はありませんか。あのプロボックスも、同じくカローラベース。実はこのベース、非常によく出来ているのです。だからこそ、あのかっ飛びが可能というわけ。とはいっても、トヨタの看板をしょってますから、乗り心地が硬いわけがない。ウィッシュにもその血が流れているのです。
そもそも、ライバルとまったく同じボディサイズということは、徹底的に相手を研究し、そのネガをつぶしての登場ということでもあります。ストリームはウィッシュに比べると、どうしても乗り心地が硬めなのはいなめません。
さらに、走行距離が少なめな中古車は、フルモデルチェンジ直後の今だからこそと考えられます。これで月日が経てば当然その台数は減るばかり。まさに今が旬なのです。
ウィッシュの魅力を次ページでさらに見ていきましょう。