中古車/おすすめの中古車

人気のミニバン・ウィッシュが25.5万円から

先日のフルモデルチェンジで中古車市場に旧型のウィッシュが大量に出回っています。おかげで値落ちも順調に。100万円&3万km以内で探しても22台が見つかります。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

フルモデルチェンジで順調に値落ちしている今が旬

トヨタウィッシュ フロント
ライバルと同じボディサイズながら、室内長/幅/高を比べると、ウィッシュが2670mm/1460mm/1310mm、ストリームは2610mm/1440mm/1310mm。2年ちょっと遅れて出てきただけあり、すべての数値で勝ります
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回は人気のミニバン、トヨタウィッシュ(旧型)を取り上げます。走行3万km以内の中古車が100万円を続々と切っている今こそ、人気ミニバンを手に入れるチャンスです。

ウィッシュがデビューしたのは2003年。当時、ホンダのストリーム(旧型)がコンパクトミニバンというこのカテゴリーを先に開拓し、人気を博していた中での登場でした。しかもライバルとまったく同じボディサイズでデビューというケンカの売り方。で、勝ちました。

そんなベストセラーが先日フルモデルチェンジとなり、旧型が中古車市場に出回るようになってきたのです。正直、同年式のライバルと比べてまだ高め。もし安さを求めるなら、ストリームを狙ったほうがいいでしょう。同じく100万円&3万km以内が、ウィッシュより若干安い価格から見つかります。

トヨタウィッシュ リア
バックドアは開閉しやすい電磁式。燃費は1.8LのFF車が14.4km/L、2Lは14.4km/Lと13.2km/L(2.0Z)があります(いずれも10・15モード燃費)
それでもあえてウィッシュをオススメするのは、そのポテンシャルからです。ベースは世界のベストセラー、カローラ(旧型)。カローラと聞くと安価な一般大衆車というイメージでしょうか。しかし、トヨタとしては安価な一般大衆車だからこそ、心血を注いで作っているのです。

例えば、高速道路をよく走る人の中に、営業車であるプロボックスにあおられたり、かっ飛ばしているのを見た経験はありませんか。あのプロボックスも、同じくカローラベース。実はこのベース、非常によく出来ているのです。だからこそ、あのかっ飛びが可能というわけ。とはいっても、トヨタの看板をしょってますから、乗り心地が硬いわけがない。ウィッシュにもその血が流れているのです。

そもそも、ライバルとまったく同じボディサイズということは、徹底的に相手を研究し、そのネガをつぶしての登場ということでもあります。ストリームはウィッシュに比べると、どうしても乗り心地が硬めなのはいなめません。

さらに、走行距離が少なめな中古車は、フルモデルチェンジ直後の今だからこそと考えられます。これで月日が経てば当然その台数は減るばかり。まさに今が旬なのです。

ウィッシュの魅力を次ページでさらに見ていきましょう。
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