新社会人が初めての一台に選ぶとおしゃれ

M・ベンツCクラスセダン フロント
名車190Eから数えて3代目。新車時価格はC180が390万円、C200コンプレッサーが450万円、C240が500万円。室内の静かさは言うまでもなく、ボンネット上にあるセンサーで日差しの強さと角度まで計算して室内温度を快適に保ってくれるクライメートコントロールを備えています
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はおいしいどころか、芳醇な熟成すら感じられるようになった旧型M・ベンツCクラスを取り上げます。旧型のCクラスが100万円を切ったのはもう随分前ですが、この時期になって、修復歴なし・走行距離2万km台なんていう熟した中古車が出回り始めているのです。

旧型M・ベンツCクラスのセダンがデビューしたのは2000年9月。当初は2つのライトが連なったヘッドライトのカタチに驚いたものですが、今となっては見るものに若々しさを感じさせるデザインポイントになっています。また、名車の誉れ高い190Eを祖に持ち、AやBクラスとは明らかに一線を画すその素性は、旧型となっても隠しきれるものではありません。

デビュー当初に搭載されたエンジンは2Lの直4(C180)、同じ2L直4にスーパーチャージャーを備えたもの(C200コンプレッサー)、さらに2.6LのV6(C240)がありました。さらに2002年には2L直4を1.8Lとし、それぞれにスーパーチャージャーをつけて、出力性能に差をつけたC180コンプレッサー(105kW)とC200コンプレッサー(120kW)をラインナップしています。いずれも5速ATが組み合わされています。100万円以下で狙えるのは、以上のモデルたち。

排気量とモデル名が微妙に違うので、ちょっとわかりづらいですが、言えることはただ一つ。一番下のグレードでも十分“メルセデス”を味わえるということです。

M・ベンツCクラスセダン インパネ
全車運転席&助手席エアバッグのほか、ウインドウ&サイドの計8個のエアバッグを標準装備。また最廉価版であるC180ですら運転席&助手席パワーシート(M・ベンツといえばの、あのシート型をしたスイッチがあります)やクルーズコントロールが標準装備であるなど、装備面も十分整っています
その乗り心地は十分“メルセデス”で、見た目もAやBとは違い、由緒正しき“メルセデス”。しかも旧型にもかかわらず、今の時期ならサマーセーターに素足でローファー、なんていうスタイルがさまになる若々しいイメージの100万円以下中古車というわけです。新社会人がこれを乗りこなしていたら、相当格好いいでしょうね。

原稿執筆時点で探すと、100万円以下で修復歴なしが39台も見つかります。選びやすいんです。なので、もっと条件を絞って検索してみると……走行距離2万km台が5台見つかりました。年式は2000年~2002年。C240が2台もあります。2万km台ですよ。9年落ちと考えると、年間走行は3000km前後。それぞれ内装の写真が見れたのでのぞいてみましたが、当然のごとくどれもキレイ。いや、これはおいしいです。

なぜそんなおいしい車があるのかと言えば、現行モデルがたくさん中古車市場に出回ってきたためです。それによって、2003年式以降の旧型にも下げ圧力が加わり、玉突きのように、上記のような車も100万円を切ってきたというわけです。では旧型Cクラスの魅力を次ページでさらに見ていきましょう。