欧州車なみの性能を持つ車がこれだけ安いのは日本だけ!
2年落ちのプリウスと同じ中古車価格とは思えない、エレガントで高級感あふれるインテリア。手縫いの本革ステアリングは全車に標準。また“木目調”なんていう“シール”ではなく、本木目または本アルミのパネルもオプションで用意されています |
しかし、この現行型は違います。このクーペ発表からわずか22日後の2007年10月24日、日産GT-Rが発表されるのですが、クーペとは全くの別もの。名前にもスカイラインとは入りません。つまり、それぞれ別の道を歩み始めたのです。
これがスカイラインクーペには非常によかった。何馬力必要だとか、サーキット走行性能を高めるとか、GT-Rのベースとなるような性能をあらかじめ備えていなければならない、そういう変な呪縛から解放されたのです。技術者たちは純粋に、そもそもスカイラインという車が目指していた、欧州車と肩を並べるグランドツーリングカー作りに邁進できたのです。
運転席と助手席はパワーシートが標準装備。タイプSPとタイプPには本革シートが標準装備。BOSEサウンドシステムは全車で選べます |
3.7Lエンジンは非常にレスポンスがよく、足どころか、足の指の力加減でスピードコントロールが可能。加速も力強く気持ちが良いものです。6MTは1速から3速のトリプルコーンシンクロの採用されたショートストローク設計。パドルシフト付き5ATはスポーツ走行時用にDSモードが付いています。さらにASC(アダプティブシフトコントロール)でコーナリング、登坂路などでドライバーの意のままに気持ちの良い走りを提供してくれます。
先ほどのタイプSや、タイプSPには4WAS(ステアリング操作に対する前後のタイヤの切れ角を車速に応じて調整。低中速では思い通りの、高速では安定した滑らかで無駄のない走りに)も備わります。これがセダンの初期型からさらに改良が進んでいて、ハンドリングが実に素直でスポーティ。気持ちよく高速道路をクルージングできる車であるにも関わらず、ついつい高速を降りて峠道も味わいたくなる、そんなステアリングフィールです。
それが1年&800mで193万円落ち…「日本に、クーペのときめきを」とCMでイチローが言っていましたが、残念ながら、日本人は「ときめきって何?」だったのかもしれません。
しかし日本って、素晴らしい国です。何しろ北米では人気の一台なので、こんなプライスは考えられませんから。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。一度、探してみててはいかがでしょう。
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