高級車か、スポーツセダンか

絶版になったばかりのトヨタアルテッツア(平成11年式 2.0AS200)。希少価値の高い一台といえる(撮影/桜井健雄)
「今日のセダンの役割とは何か?」。ズバリ言っちゃいましょう。趣味です、趣味!クーペやオープンカーと同じです。昨今売れているセダンは営業車用を除けば、新車も中古車もレガシィB4やアルテッツア・ランエボ・インプのようなスポーツセダンか、クラウン・セルシオみたいな高級車、もしくは輸入車なんです。

今回西川氏が集めてきたのは旧型トヨタセルシオ(平成8年式 4.0A eRバージョン)、絶版になった日産グロリア(平成11年式 3.0TX)、旧型スバルレガシィB4(2.0RSK、5MT)、絶版になったばかりのトヨタアルテッツア(平成11年式 2.0AS200)、そして現行日産プリメーラ(平成13年式 2.5X)の5台。プリメーラ以外は高級車かスポーツセダンです。

高級車は中古車になっても高級車

乗って良かったのは圧倒的にセルシオ。もう10メートル走れば「モノが違う」ということが分かります。カーセンサー編集部には、30万円で買った平成2年式の初代セルシオがあります。とても15年前のクルマと思えぬ重厚な乗り味に驚きますが、2代目のこれはさらに現役感というか古さをあまり感じさせないあたり、さらに上をいっています。

「高級車は中古車になっても高級車」とは西川氏の名言ですが、まさにその通り。では「グロリアは?」といえばセルシオとは少々違う方向のクルマです。高級車というよりは大きなスポーティセダンと思った方がいいでしょう。後継車のフーガと全く異なる、旧型アウディA6と似たモチーフのデザインに価値を感じる人にオススメです。

「好きだから乗ってます」というアピールを感じるレガシィB4

レガシィB4は日本車では珍しくエッジのたったクルマだと思います。「好きだから乗ってます」というアピールを感じるクルマです。ただ似たコンセプトでモデルチェンジを重ねていることで、新型が出てから2年以上たった今では、やはり古臭さを感じることは否めません。特に内装のデザインあたりに。セルシオのような高級車なら変わらないことが価値だったりするのですが……。でも最後の5ナンバーレガシィ、改めて見ると外観デザインの隙のなさにハッとする瞬間もあります。

希少価値の高いアルテッツア

アルテッツアは貴重なクルマになりました。プレミアムな後継車とは違う4ドアの気軽なスポーツセダン。直6+MTのFRセダンなんて、BMW以外だとこのクルマくらい。BMWはごく少数入った旧型の330iか高価なM3になってしまうので、安く手に入るアルテッツアこそ、いま乗って欲しいクルマです。審査員もアルテッツアの6気筒を一押しとしました。

コストパフォーマンス抜群のプリメーラ

最後に大穴・プリメーラ。先進的すぎたスタイリングとセダン不況の中で、状態のいい個体がとても割安に買うことができます。他の4台と違って何か特別なサムシングがあるわけではないですが、コストパフォーマンスでいったら断然お得です。最高の日常の足ではないでしょうか。

個人的にはセルシオのモノの違い感を味わって欲しいですね。

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