ミニバン年の先頭バッター
プレマシーは従来は5ナンバーミニバンでしたが、今回のモデルは全幅の拡大によって3ナンバー車になりました。ただ、あくまでも小型ミニバンであるのは確かでしょう。パッケージングでは「6+One」を基本コンセプトに、6人がしっかり乗れて残り一人分のスペースでフレキシブルな使い勝手を実現したのがポイントです。セカンドシート中央の席をエマージェンシーとして、スペースを空けることで3列目までのウォールスルーが可能となった |
さらに走りのスポーティさもマツダさらしい特徴です。オデッセイやストリームなどホンダのミニバンがスポーティさを大きな特徴としていますが、プレマシーも負けず劣らずスポーティな走りを特徴としています。エンジン、ステアリング、足回りなどが、マツダ車らしいものに仕上がっています。ただ、重量に対応してギア比をローギアード化しているために、回転数が高めになるのは必ずしも歓迎できるものではありません。2000cc車は燃費基準+5%も達成していますが、このあたりが難しいところです。
価格はまあまあ安めの設定です。2000ccエンジンを搭載した20Sが車が200万円強の価格です。ウィッシュの1800ccやストリームの1700cc並みの価格で2000ccが買えるというのがウリですが、すでにラフェスタがそうした価格設定をしていますので、プレマシーだけの強みではありません。今年はさらにセレナやステップワゴンなど、高めの全高を持つミニバンの登場が予定されていますが、これらが出揃う今年がミニバン人気のピークの年になるような気がします。
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マツダオフィシャルサイト