新しいイプサムではオデッセイやグランディス、MPVなどがライバル車になる。これらの車種を良く研究して、それを上回るクルマを目指して開発されたのは間違いないが、3ナンバー車になったのを抵抗に感じるユーザーも多いだろう。3ナンバーボディはヨーロッパへの輸出を考えたためのもので、日本のインフラの中でどうかという問題が残るからだ。

イプサムの中で最も売れ筋になりそうな、240i。価格と装備の面で最もバランスが取れているグレードだ

新型イプサムの価格はFF車が204万円から259万円まで、4WD車は各24万円高という設定だ。これまでのモデルに比べると、3ナンバー車になったこともあって価格的にはかなり高くなっている。当面は240sや240uなどの上級グレードが売れるだろうが、長期的には240iが売れ筋になるはず。

イプサムにはもうひとつ240eという廉価グレードがあるが、これはさすがに装備が貧弱になるので実質的には一般のユーザーにとって選択の対象になりにくい。

240iは217万円の本体価格で、240sや240uと違うのは、アルミホイールの有無、フォグランプ、オプティトロンメーターなどのほか、Hインフィニティという新しい制御を採用した電子制御サスペンションのTEMSの有無が大きなポイントになる。

240iよりも豪華なグレードとなる240u。電子制御サスペンションなどが標準装備となる
240iの機械式サスペンションはちょっと柔らかめのチューニングであるのが難点だが、一般のユーザーにこれがお勧め。電子制御サスペンションのTEMSはスポーツからコンフォートまでの切り換えが可能で、240iよりも硬めの乗り味を楽しむこともできるが、240sとの間には21万円もの価格差があり、240uとならさらに大きな価格差になる。これでは240iを選ぶしかない。