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ダイアリー新車レポート スバルR2試乗インプレッション

広さを徹底的に追求した最近の軽自動車とは違ったアプローチのスバルの新型軽自動車『R2』の試乗インプレッションをお届けします。

執筆者:松下 宏




今回は試乗会に用意されたi、R、Sの3グレード全部に乗ることができました。エンジンがSOHC、DOHC、DOHC+スーパーチャージャーという設定で、価格差もはっきりしている3グレードですから、予算優先で選び方が決まってしまうのかも知れません。

R2の走りに関して言うと、トータルでバランスが良いのは断然Rです。自然吸気のDOHCエンジンは吹き上がり、トルク感、パワーフィールとも文句のないものですし、燃費性能が24km/Lとフィットを上回る実力となっているのも注目点です。スバルは従来のプレオにマイルドチャージのエンジンを搭載していて、燃費はともかくトルク感などの走りのフィールに優れたエンジンに仕上がっていたのですが、今度のRの自然吸気DOHCはマイルドチャージと同等以上のフィールでした。足回りはちょっと柔らかめの印象なのですが、多くのユーザーに受け入れられるグレードだと思います。

エントリーモデルとなるiのSOHCエンジンは、市街地ではともかく高速道路を走ったりすると、ちょっと非力な印象が強くなります。主婦の使うセカンドカーなど、限定的な使い方をするユーザーにお勧めのグレードといえるでしょう。

スーパーチャージャー仕様のエンジンを搭載したSは、エンジン性能が余裕十分なのが大きな魅力です。低回転域で大きなトルクを発生するほか、シーケンシャルシフトのi-CVTは7段変速としても使えるので、スポーティ志向の強いユーザーに特にお勧めできます。SS i-CVTにはスポーツモードスイッチが付いていて、ワインディングなどで高めのエンジン回転数を維持したいようなシーンでは、回転数の低下を抑える仕組みが組み込まれています。これらを含めた走りの魅力が得られるのがSです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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