オデッセイL(275.0万円) |
オデッセイM(230.0万円) |
ただ、45万円の価格差があるLとMを2台並べて見ると、インテリアの仕様から快適装備の充実度、安全装備の有無、オプション選択の自由度など、いろいろな点で違いが設けられていて、Lのほうが欲しいという気持ちなる人が多いかも知れません。特に発売されたばかりの今の時点ではLの販売比率がけっこう高くなっていると思います。仮に買った後で1回車検を取って5年間乗るとしたら、45万円の差は年に9万円でしかなりません。1カ月当たりにしたら7500円なのですから、快適性や安全性の高いLにしようというのは良く分かります。
MとLの装備の違いを具体的に紹介すると、まず1列目シート用i-サイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグのセットがあります。これはオプションで装着すると11万円です。クルーズコントロールはオプションでは装着できませんが、価格ざっと3万円程度でしょう。またMはオーディオレスですが、Lには基本的なAM/FMラジオ付きCDプレーヤー+6スピーカーが付きます。これが5万円相当というところでしょう。ここまででざっと20万円分くらいの仕様の違いがあるわけです。
ほかにホンダ・スマートキーや運転席8ウェイパワーシートなどをセットにした13万円のパワーユーティリティーパッケージと、トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンやオートライトなどをセットにした7万円のコンフォートパッケージもMにはオプションでLには標準です。このふたつを合わせると20万円の違いになります。
それ以外にも3列目電動床下格納シートの有無があり、さらに細かな仕様の違いが重なってトータルでは45万円のグレード間価格差になっているワケで、価格的な妥当性はまあどちらでも同じです。ラグジュアリー志向の強い人はLを選べばいいし、実質本位で良いとする人はMを選べば良いことです。