ウィンダムとカムリは姉妹車の関係にある。アメリカではトヨタ店でカムリ、レクサス店でウィンダムという関係だが、日本ではともにカローラ店で販売されている。
先にデビューしたウィンダムがV型6気筒の3Lエンジンを搭載し、カムリは直列4気筒の2.4Lエンジンという違いがあるほか、ボディの外観デザインにも違いはあるが、基本メカニズムの部分は共通である。
ウィンダムはカローラ店扱いのFF高級車のイメージを強く打ち出しているが、カムリのほうは普通の上級セダンのイメージ。でもカムリも十分に高い品質感を備えており、これで十分という気持ちにさせられる。
排気量の違いもあって、ベースグレード同士で比較するとウィンダムとカムリの間には100万円もの価格差があるのだから、これはもうカムリのほうがリーズナブルであるのは言うまでもない。
カムリでどれを選ぶかとなると、これはベースグレードの2.4Gがいい。ほかのグレードを選ぶといずれにしても電子制御サスペンションのTEMSが装着されることになるが、これは絶対に必要な装備というワケではなく、なくてもいいものだから、標準の2.4Gを選べば十分なのだ。
これにSRSサイドエアバッグとSRSカーテンシールドエアバッグのセットを9万円で装着すれば万全といえるだろう。
カーナビが欲しい人は、純正のDVDボイスナビゲーションを18万円で装着してもいいが、カー用品店に行けば、DVDではないがもっと安いカーナビがいろいろあるので、それを装着するほうが安上がりだ。
純正ナビにはインパネ回りの仕上がりの良さがあるので、純正ナビが欲しい人は18万円出して装着すればいい。このあたりの個々のユーザーの判断だ。