プジョー/プジョー

プジョーの自転車はやっぱりネコ足?(2ページ目)

プジョーはクルマだけじゃなく自転車の世界でもメジャーブランド。折り畳みタイプの新型が登場したのを機に、2台を試乗。その走りにクルマと共通する部分はあるのか?

執筆者:森口 将之



207と同じモデルネームを持つシエロ(78,750円)は、7段変速の18インチ。折り畳みはサドルを下げ、フレームとハンドルを2つ折りにし、ペダルを畳むという手順で、慣れれば1分ぐらいで完了する。畳んだときの寸法は約650x800x420mmで、写真のように207CCのトランクには楽に収まる。アルミフレームなので11.5kgと軽いのもうれしいところ。そしてなんといっても、ポリッシュ仕上げのフレームとキャメルのグリップ&サドルのコーディネイトがおしゃれだ。



一方のブラック&シルバー(82,950円)は、その名のとおり、モノトーンのカラーリングがクール。メンズ(フレームサイズ47/51cm)とレディス(43/47cm)があり、これはメンズタイプだ。レディスタイプはアッパーフレームが斜めになって乗り降りしやすくなっている。どちらもタイヤサイズ700c(約27インチ)、27段変速という本格派。こちらもフレームはアルミで、フロントサスペンションとシートサスペンションも備えている。



ガイドはいまも自転車を日常的に使っているし、かつてはプジョーのロードレーサーに乗っていた。でもあくまで素人なので、それなりに感じたことを書くと、2台の乗り味はかなり違っていた。



シエロはクルマでいえば206のように、軽快な身のこなしが特徴。小径なのでスピードは出ないが、むしろ街並みを楽しみながらのんびり流そうという気になる。逆にブラック&シルバーは、昔ロードレーサーに乗ったときにも感じたが、ドッシリした直進性と安定したコーナリングが印象的。自然とペースが上がってしまうところは407あたりに似ている。しかも乗り心地がしなやかなので、長距離も楽にこなせそう。いろいろな部分からプジョーらしさを感じられたし、クルマと同じぐらい奥深い世界であることを知ることができた。

取材協力:プジョー東京
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