プジョーが自転車の生産を始めたのは1882年で、蒸気エンジンを使った最初の3輪自動車を発表した7年前のこと。つまりクルマより少しだけ長い歴史を持つことになる。日本でも以前からおなじみの存在だが、昨年からプジョーのディーラーのひとつであるプジョー東京が輸入し、全国26ヵ所のプジョー・ディーラーで販売するという体制になっている。
そのひとつ、プジョー東京のショールームであるプジョー目黒(写真)には、2階に自転車の展示スペースがあり、販売のほかアフターサービスやモディファイにも応じている。目黒通り沿いにあるショールームは、今年7月にリニューアルされたばかり。プジョーが世界で展開する「ブルーボックス」デザインコンセプトに基づいていて、ブルーのボックスタイプの外観はひと目でわかる。
日本で販売されるのは、マウンテン(MTB)、アウトドア(クロスバイク)、ツーリング(シティバイク&フォールディング)、ジュニアの4タイプで、全部で16車種。その中から今回は、発売したてのフォールディングタイプ「シエロ」(写真右)と、いちばん人気があるというクロスバイク「ブラック&シルバー」に試乗した。