フランス勢以外の名車や珍車もずらっと並んでいる。その中から個人的に目についたのがこれ、ビッザリーニ5300GT。フェラーリ250GTOやランボルギーニV12エンジンの生みの親であるエンジニア、ジオット・ビッザリーニが自ら作ったスーパースポーツ。たしか生産台数はかなり少ないはずだが、この向こうにもう1台展示されていた。
レトロモビルにあるのは実車だけではない。パーツ、ミニカー、書籍、絵画、はてはクルマと関係ない古美術品まで、骨董品のデパートのような様相になっている。こちら目当てで足を運ぶ人も多いらしい。ミニカーのショップなど10軒以上もあって、どこで買ったらいいのかわからないほどだった。ヨーロッパのクルマ趣味はとんでもなく奥が深い。それを実感した初めてのレトロモビルだった。
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