インパネはC4サルーン/クーペに負けず個性的。デジタル式のメーターとカーナビのモニターをセンターにレイアウトし、エアコンスイッチは両サイドに分けて置いた。オーディオスイッチなどを内蔵したセンターフィックスステアリングは他のC4と同じ。パーキングブレーキはルノーのグランセニックに似たオートマティックタイプになった。グローブボックスは4つあり、そのうちひとつはエアコン内蔵で、1.5リッターのペットボトルも入るという。
写真を見て、シフトレバーが通常の位置にないことに気づいただろうか。C4ピカソのトランスミッションは新開発の電子制御6速で、昔のDSを思わせる、ステアリングの奥から斜めに生えたレバーと、左右のパドルで操作するのだという。これ以外にオートマティック・トランスミッションも用意されるとのこと。エンジンは2リッターのガソリン143PSと、同じ2リッターのHDi(ディーゼルターボ)110/138PSが用意される。
もうひとつのシトロエンらしいメカニズムはサスペンションで、形式はおそらく他のC4と共通と思われるが、リアにニューマティックサスペンション(エアスプリング)が採用された。乗り心地を快適にするほか、フル乗車でも車高を一定に保ち、操縦安定性への影響を最小限に抑えるなど、ハイドラクティブに近いメリットをもたらす。C5ブレークと同じように、重い荷物の積み下ろしの際などに、スイッチで任意に車高を下げることもできるという。
リンク
ガイド記事:シトロエンC4、デビュー
ガイド記事:シトロエンC4に乗る・1
ガイド記事:シトロエンC4に乗る・2
ガイド記事:ピカソはセダンかミニバンか?
ガイド記事:グランセニックでプチバカンス
おすすめリンク:メーカー・インポーター
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。