シトロエン/シトロエン

シトロエンの新型ミニバン、C4ピカソ

シトロエンC4をベースとしたミニバンが、C4ピカソの名前で発表された。正式デビューは9月のパリ・モーターショーとなる予定。現時点でわかっている情報を紹介しよう。

執筆者:森口 将之


C4ピカソは、従来からあるミニバン、クサラピカソの後継車に思われがちだが、そうではない。クサラピカソが2列シート5人乗りなのに対し、こちらは3列シート7人乗りとなるからで、クサラピカソは今後もしばらく販売されるという。つまりルノーのセニック/グランセニックと同じラインナップを別ボディでそろえたわけだ。これでシトロエンのミニバンは、ひとまわり大きなC8を含めて3タイプになった。



ボディサイズは全長4.59m、全幅1.83m、全高1.66m。ライバルとなるルノー・グランセニックより少し大きい。その分室内空間でもアドバンテージがあるという。もうひとつ、広いグラスエリアもC4ピカソのアピールポイント。ルーフまで回り込んだフロントウインドー、それとドアとの間の三角窓、1.04m2のガラスサンルーフなどを合計したガラス面積は6.4m2で、このクラスのミニバンでは最大になるという。



シートのレイアウトはグランセニックと同じ2+3+2で、セパレートタイプのセカンドシートは折り畳み・取り外し可能。サードシートは折り畳んで床下に格納する方式だ。サードシートへの乗り降りは、セカンドシートのクッションをチップアップしたあと、全体を前にスライドして行うという。サードシートを畳み、セカンドシートを外したときのラゲッジスペース容量は1951リッターで、グランセニックを上回っている。
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