世界一のタイヤメーカーは? 答えはミシュランだ。アメリカのラバー&プラスティックニュース誌が昨年9月に発表した、2004年の世界のタイヤメーカー売り上げシェアによると、1位がミシュランで19.4%、2位がブリヂストンで18.2%と、僅差ながらトップに立っている。ちなみにこの数字はグループ内のBFグッドリッチやクレベルなどを含むものだ。
ミシュランといえば多くのモータースポーツでトップに立っていることでもおなじみ。昨年はF1がルノー、WRCがシトロエンと両方でフランス車がチャンピオンになったが、この両車はもちろんミシュランを装着。ル・マン24時間では7年連続、パリ・ダカール・ラリーでは18年連続、2輪の世界GPでは最上級クラス(500?~モトGP)で13年連続のタイトルを、それぞれ守っているほどだ。
そんなミシュランの乗用車用サマータイヤのラインナップは、これまでは運動性能を追求したパイロット(Pilot)シリーズと、快適性能・環境性能を重視したエナジー(Energy)シリーズの2本の柱からなっていた。次のページのチャートでわかるように、パイロットはスポーツ&プレミアム、エナジーはスタンダード&コンフォートという位置づけだ。