軽快という表現がぴったりの走り
以前の記事で紹介したように、307フェリーヌは307スタイルの後継車で、エンジンは1.6リッター、トランスミッションは5速MTと4速ATが選べる。価格は220/231万円で、MTが5000円だけ安くなった。ボディカラーは4色から6色に増えていて、オレンジやホワイトなど明るい色がそろっているのが特徴。写真のレッドも2リッターのものとは違う、あざやかなトーンだ。
エクステリアは、ホイール/タイヤが15インチになり、ヘッドランプがHIDでなくなる以外は上級グレードと同じ。インテリアは前回の記事で紹介したスポーツと比べると、シートやインパネやステアリングがレザーではなくなり、メーターがホワイトからブラックに変わっている。装備は、左右独立温度調節可能なオートエアコンをはじめ、上級グレードとほとんど差がないのがうれしい。
エンジンは排気量1587cc、最高出力108ps、最大トルク15.0kgmで、307スタイルと共通。1240kgの車両重量も同じだ。ただし5速MTは別物で、ファイナルを含めて比べると、1~4速が高めになっている。といっても差はわずかなので、加速の違いは体感できなかった。MTということもあって力不足はまったくなく、なめらかな吹け上がり、かろやかなサウンドが気持ちいい。軽快という表現がぴったりの走りだ。